インタビュー
フィットネス
2017年12月4日

アニソンで楽しく踊って脂肪を燃焼!たかはしごうが目指す新しいフィットネスの形 (3/3)

月に1回、池袋のニコニコ本社で「A-fit LIVE LESSON」という誰でも無料かつ予約不要で参加できるイベントを開催しています。会場で一緒に踊ることもできるし、ニコニコ生放送での視聴もできます。僕らとしては一緒に踊って終わりではなく、会場でのコール&レスポンスも楽しんでほしい。というのもアニソンフィットネスにはDVDだけでは伝えきれない生のよさがあるんです。「ニコニコ超会議2017」では1,000人以上の参加者で一斉にジャンプしたんですが、地響きのような音がして驚きました(笑)。やっぱり大勢の参加者と一体感を味わえることが、アニソンフィットネスの魅力でもあります。

▲お笑い芸人のザ・たっちとともに、六本木ニコファーレで

▲幕張メッセ「ニコニコ超会議2017」での様子

▲11月にはシンガポールのイベントにも参加

――何年か前に、フィリピンの刑務所で囚人たちが、日本のアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の曲を使ってダンスをする動画が話題になりましたね。日本のアニソンの海外での人気度を感じられました。

たしかに日本のアニソンは海外でも人気があります。アニソンフィットネスも海外進出したいですね。

――これまでに参加したイベントでの印象的なエピソードを教えてください。

先日、「ドラゴンボール」のコスプレをして走る「ドラゴンボールラン」というイベントに参加したのですが、そこでは30代~40代の参加者が一番多かったんです。リアルタイムで「ドラゴンボール」を見ていた世代がコスプレをしてマラソンに参加するという。「もう、おじさんだから」などと言わずに積極的に楽しむ、そのハートが本当にうれしかったですね。

オヤジ世代だってまだまだエンジョイできるんだ、という気持ちが垣間見れました。そういう人たちが増えてほしいと思います。そして若者から見ても、あんなオヤジになりたい!と思わせるような。

世代、国境を超えてアニソンフィットネスを広めていきたい

――世代を超えて人気のアニメも多いですから、アニソンフィットネスは幅広い層に受け入れられそうですね。

これからはもっと多くの層をターゲットにしていきます。たとえば最近のアニソンだけでなく、「天才バカボン」や「タイガーマスク」の曲を使ったり。「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」なら、祖父母から孫の3世代が知っていますよね。年齢層に関係なく、健康につながるコンテンツを提供していきたい。

――今後の具体的な展望を教えてください。

僕は今「A-fit TEACHER」という肩書きでインストラクターをしていますが、もっと「A-fit TEACHER」を増やして全国、もしくは世界各地でアニソンフィットネスのイベントを開催していきたい。そして今までになかったカルチャーとして、大きい現象にしていきたいですね。

[プロフィール]
たかはしごう
フィットネスの振り付け・アレンジ・監修も担当する現役インストラクター。「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌『残酷な天使のテーゼ』を歌唱する高橋洋子の実弟。声優アーチスト・アニメソングの作曲・編曲から演奏まで幅広くこなすマルチプレイヤーとして活躍している。 2007年4月よりスポーツジムでインストラクターデビュー。
【アニソンフィットネス公式HP】http://a-fit.jp

<Text:舩山貴之(H14)/Photo:久保誠>

1 2 3