ヘルス&メンタル
2024年5月6日
食事で「五月病」対策!だる~い五月病を打破する食べ物はコレ (2/2)
- 乳製品
- 豆類
- バナナ
- お蕎麦
3食それぞれ意識して摂取すると良いでしょう。
気持ちを安定させるセロトニンが増え、そのセロトニンが分解されてメラトニンという昼夜のリズムを司るホルモンが合成されます。その結果、睡眠の質も高まります。
控えめにするとよい食べ物は?
控えめにしたいのはやはりカフェインとアルコールです。
絶対ダメというわけではありませんが、いずれも交感神経を高めることで、心拍数や呼吸数を増やします。両剤ともその反動で不安や焦燥、倦怠感を出しますので、以下を意識して上手に付き合いましょう。
- カフェインは適量を18時までに摂取する
- アルコールはビール換算で1日500mlまでにする
とくに夜のカフェイン・アルコールは利尿効果もあり、夜間覚醒の原因ともなります。
どうしても食べたくなった場合の対処法
とはいえ、どうしてもお酒やコーヒー、エナジードリンクを常用してしまう。
そんなときは、ノンカフェインやデカフェ、ノンアルコールの各種飲料が豊富にありますので、それらを併用して総量を減らしてみてください。
食べ物だけで五月病対策はできる? ほかに気をつけるべきこと
最初に述べましたが、食事は五月病対策の全体の3分の1を占めると考えると、重要ではありますがそれだけでは不十分です。睡眠、ストレス対策も行う必要があります。
いつもと同じ時間に寝て、いつもと同じ時間に起床することで睡眠相がずれないよう意識してみてください。
ストレスをなくすことは困難なので、ストレスを感じた場合のリラックス法を連休中に探す、適切な相手に相談するなどしてみてください。
回答者プロフィール
池上おひさまクリニック院長・大和行男
医療法人社団先陣会理事長、池上おひさまクリニック院長。資格は子どものこころ専門医、精神科専門医、精神保健指定医。医療経営者として経済紙でのインタビューやTV出演を果たしている。今後は子どもの医療・福祉・教育、育児中の親御さんのサポートを進めるために政界への進出も視野に入れている。
<Edit:編集部>
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