[マラソン大会前の食事法]前日は炭水化物を多く摂るべき?お酒はOK?経験者が語る│東京マラソン完走HOW TO #3 (3/3)
自分に合った食事を見つけよう
事前に食べるべき食事量は、人によって大きく異なります。それは身体の大きさはもちろん、体内環境などさまざまな要因が関わることでしょう。ちなみに私はかなり変わっていて、レース前の朝食を食べません。
ウォーターローディングは直前まで継続しつつ、摂取してもアミノ酸系のサプリメントのみ。普段からお腹が減らず1日1食が中心という体質なので、逆にしっかり食べてしまうと、身体が重くて走りにくさを感じるのです。
とはいえ、マラソンを始めた当初はちゃんと朝食を食べていました。その頃はおにぎり2個に豆乳、あとはスタート前まで麦茶かミネラルウォーター。おにぎりは手作りです。お餅も、腹持ちがよくエネルギー源になるので、マラソン向きでしょう。
自分の体調に合った食事メニューを見つける
しかしもっとも大切なことは、自分が最高にパフォーマンスを発揮できる食事を知ること。私の場合はそれが「食べない」ということになりますが、まずはいろいろと試してみてください。
土日など朝から練習できる日を見つけたら、レース本番と同じスケジュールで動いてみる。そのとき、自分の中で良さそうだと思えるメニューで前日夜・当日朝の献立を考えてみるのです。
その中で「なんとなく走りが軽い」など感じられたメニューがあれば、本番も同じにしてみてください。少なくとも過去に成功体験があるため、安心してレースに臨めるはずです。
[筆者プロフィール]
三河賢文(みかわ・まさふみ)
“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、学生時代の競技経験を活かし、中学校の陸上部で技術指導も担う。またトレーニングサービス『WILD MOVE』を主宰し、子ども向けの運動教室、ランナー向けのパーソナルトレーニングなども行っている。3児の子持ち。ナレッジ・リンクス(株)代表。
【HP】http://www.run-writer.com
<Text:三河賢文>