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2024年7月23日

暑さ対策のウソホント!「おでこに冷却シート」「帽子を長時間着用」…これって正しい? (2/2)

暑さ対策で「スポーツドリンクをゴクゴク飲む」は正しい?

スポーツドリンクは塩分補給に有効である一方で、糖を多く含んでいるため摂取しすぎると「ペットボトル症候群」を発症する恐れがあります。

ペットボトル症候群は、急激な血糖値の上昇により引き起こされる急性の糖尿病合併症で、重度の場合は意識障害や昏睡を引き起こす可能性もあります。

体温が高いままだと、水分や塩分の補給効率が悪くなってしまうので、深部体温を下げる「クールダウン」もしっかり行いましょう。

猛暑で増加中の「ペットボトル症候群」とは?医師が教える予防対策術

スポーツドリンク22種類を比較!甘くない、砂糖なし…おすすめは?

『アイスボックス』など氷菓を口に入れることもクールダウンにおすすめとのこと。

氷よりもアイスボックスのほうがハイポトニック品質(※)で、ナトリウム・ビタミンC・クエン酸を含んでいます。
(※)糖質やナトリウムなどの濃度が低めで、汗をかいて、体内の水分量が減ってしまった状態でも速く吸収される

夏の暑さ対策に「アイスボックス(氷菓)」がおすすめである理由

教えてくれたのは

イシハラクリニック副院長 石原 新菜先生

医学生の頃から自然医学の泰斗で医学博士の父、石原結實と共にメキシコのゲルソン病院、ミュンヘン市民病院の自然療法科、英国のブリストル・キャンサー・ヘルプセンターなどを視察し、自然医学の基礎を養う。現在は父の経営するクリニックで漢方薬処方を中心とする診療を行うかたわら、テレビ・ラジオへの出演や、執筆、講演活動なども積極的に行い、「腹巻」や「生姜」などによる美容と健康増進の効果を広めることに尽力している。二児の母、また女性としての視点からアドバイスにも定評がある。

<Edit:編集部>

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