ウェルネスフード
2025年1月16日

あずき茶が持つ栄養と5つの効能|効果的な飲み方、簡単作り方、余ったあずき活用術 (2/3)

冷えの改善

あずき茶には血流をよくする働きと体内の熱産生を促す働きがあるので、冷えの改善に効果的です。

先述した通りサポニンには血流改善効果があり、体内の血液循環を促進します。手先や足先の細い血管も血液がスムーズに流れるようになり、つらい冷えの改善につながります。

さらに、あずき茶には糖や脂肪、タンパク質の代謝を助けるビタミンB群が豊富です。体内のエネルギー産生が促されるので、体温が上がりからだが温まりやすくなります。

強い抗酸化作用

あずき茶に豊富に含まれるサポニンとポリフェノールの注目すべき点は、強い抗酸化作用です。

私たちのからだは紫外線やストレスなどによって「酸化ストレス」が増加すると、体内で活性酸素が過剰発生し、体が酸化してしまいます。酸化が進むと細胞が傷つき、老化の進行や肌のシワ・シミの原因になります。

そこであずき茶の強い抗酸化作用がケアをしてくれるのです。

血流の改善

あずき茶のサポニンとポリフェノールの作用により、血流の改善効果が期待できます。

全身の血液の巡りがよくなると、疲労感の軽減や肩こり解消、生理痛や肌荒れの改善に役立ちます。

さらに、サポニンとポリフェノールには血中の余分な脂質を抑え、血液をサラサラにする作用もあります。健康診断でコレステロールや中性脂肪の値が高めに出てしまう方にもおすすめです。

腸内環境を整える

あずき茶には水溶性の食物繊維が含まれているので、腸内環境を整える働きがあります。水溶性の食物繊維は腸で善玉菌のエサになるので、悪玉菌を抑える活動が活発になります。

加えてプラスに働くのが、あずき茶のオリゴ糖です(※9)

オリゴ糖は腸内でビフィズス菌などを活性化させるプレバイオティクスとしての効果があります。あずき茶を飲むと腸内フローラのバランスが整い、便秘や下痢の改善、肌荒れにも効果が期待できます。

「オリゴ糖」とは。メリットとデメリット、効果的な使い方

次:あずき茶の効果的な飲み方。飲むベストタイミングは?

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