食べても食べてもお腹が空くときの対処法。満腹感を上げる5つのポイントとは (3/3)
対処法4 良質な脂質を選んで摂ろう
脂質は三大栄養素の中で一番カロリーが高く、脂肪に変わりやすいので、太らないためにはなるべく控えるのがおすすめ。
でもその一方で、消化に9時間くらいかかるため、腹持ちが良いというメリットもあります。そのため適度に摂ることで、すぐにお腹が空くのを防ぐことにつながります。
脂質の中には“良質な脂質”と呼ばれ、一般的な油と比べて太りにくく、脂肪の燃焼をサポートしてくれるなど、健康やダイエットに役立つ脂質もあります。
良質な脂質と呼ばれるのは、魚やナッツ類、アボカドなどに含まれる脂質や、オリーブオイル、えごま油、アマニ油などです。
食べても食べてもお腹が空くという時には、それらの良質な脂質を選んで適度に摂ることで、満腹感が続きやすくなるのでおすすめです。
ただし、摂りすぎは禁物。目安は1日大さじ1~2杯程度にしましょう。
対処法5 よく噛んでゆっくり食べよう
食欲が止まらないという時は、よく噛んでゆっくり食べることを意識してみてください。
よく噛むことで食欲を増進するホルモンが減少し、食欲を抑えるホルモンが増えるので、食べたい気持ちを抑えることにつながります。
また、満腹を感じるのは脳にある「満腹中枢」ですが、食べてから満腹中枢が刺激されるまでには時間差があるので、ゆっくり食べることで、少ない量でも満腹中枢が刺激され、満足感を得やすくなります。
さらに、「噛む」こと自体がカロリーを消費するので、噛めば噛むほどたくさんのカロリーを消費できるメリットも!
監修者プロフィール
あさひの森内科消化器クリニック
若山あみ 先生
愛知県尾張旭市「あさひの森内科消化器クリニック」にて管理栄養士として勤務。
クリニックでは保険診療で栄養指導を行う傍ら、ダイエット外来も担当。日々「痩せたい」と願う患者さまと向き合う。極端な食事制限ではなく「医学的に正しい一生ものの知識を」をモットーに、医師と共に減量をサポートしている。
クリニックHP https://sunrise-woods-clinic.com/
<Edit:編集部>