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フィットネス
2025年2月18日
「雪かき」の運動効果とは。ダイエットや筋トレになるってホント? (2/3)
雪かきでダイエット効果を得るコツ
では、雪かきの動作でもっとダイエット効果を得るためには、どんなポイントを意識するとよいでしょうか。
- 大きく動く:脚をしっかり使い、腕の力だけでなく全身を使って雪を運ぶ
- リズムよく続ける:休憩を短くしながら、一定のペースで動く。ただし無理をするとケガや心臓への負担が大きくなるため、適度に休みながら継続する
- こまめに水分補給をする:寒い環境でも発汗しやすいため、脱水を防ぐ
雪かきを運動代わりにする注意点
雪かきを運動代わりにできる! さっそく試してみよう! と思うものの、雪かきは重労働ですから、ケガをしないために少し注意点もあります。
関節に不安のある人は、無理をしない
腰や関節に負担がかかるため、正しいフォームを意識しましょう(膝を曲げ、腰を落として雪を持ち上げるなど)。また、やりすぎは禁物です。痛みがある場合はお休みし、安静にしましょう。
それでも雪かきをしなければならないとき、どうすればよいでしょうか? 整形外科医・中谷先生は次のように語ります。
中谷先生:先述の通り、とおり、負担のかからないように注意することが必要だと思います。
痛いのに無理をすることはあまりおすすめできませんが、すくう雪の量を少なく軽くする、膝や腰を支える様なサポーターを使うのがいいと思います。
また、雪のない季節の間に関節、腰回りを支える筋肉をつけておくことが大切だと思います。
寒暖差に注意
寒い外、暖かい室内と寒暖差による心臓への負担は、ヒートショックを招く要因に。高血圧や心疾患がある人は注意が必要です。
防寒対策をきちんと行う、ゆっくりと寒暖差に慣らすなどを行いましょう。
転ばないように靴や歩き方に工夫を
転んで打ち所が悪いと、重大な事故につながります。慣れていても転ぶことがあり、骨折した、顔を打って歯が折れた、腰を打って動けなくなったなどのケースも身近にありました。
必ず滑り止めのついた靴を履き、凍ってつるつるになった場所を歩くときは、ゆっくりとペンギン歩きをしてください。本当に、すぐに滑って転びます!
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