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同じ体重でも見た目が違うのはナゼ?体型を絞りたい人が見るべき「数値」とは

 ダイエットの最強バディ「体重計」。主流は身体の組成分をはかる「体組成計(たいそせいけい)」ですが、体の重さを測る体重数値ばかり見ていないでしょうか? 体重は水分や食べ物の重さ変動するため、1kgの誤差は日常茶飯事。では、ダイエット時はどのように効果を測ればよいのでしょうか。計測時に注目すべき数値を、体重計のパイオニアであるタニタ企画開発部・主任研究員の西澤美幸さんに伺いました。

注目すべきは、体脂肪率の減少と筋肉量の増加

「ダイエットが目的の場合、計測時に注目すべきは筋肉量の増加で、体脂肪率の減少とのバランスをチェックしてください。体重そのものが減っていなくても筋肉量が増えていれば、見た目のポッチャリがホッソリに確実に近づいています」(西澤さん)

 というのも脂肪は筋肉より軽く、同じ重さで比較すると、断然脂肪の方が大きいから。これは、冒頭の同じ体重のアスリートとポッチャリさんの見た目の違いと同じ理由。なので、脂肪が減って筋肉量が増えたということは、身体が引き締まってきたということ。

「同じ重さで比べると脂肪の大きさ1に対して筋肉・骨は0.8で、見た目として20%も違います。体重だけに囚われて一喜一憂しないで、体重はあまり減っていないけれど体脂肪率が減っている、筋肉量が増えているなど、うれしくなる点に目を向けてほしいです」(西澤さん)

 筋肉量を増やして脂肪を減らす。重さは変わらなくても、引き締まって見える。ダイエットは重さから、中身や質への視点のシフトが大切と西澤さんは語ります。計測して出た数値で基礎代謝量が上がっていれば、「じっとしていてもこれから脂肪が燃えやすくなって、痩せやすくなるかな」というように、ダイエット中のモチベーションアップにつながるとも。納得です!

基礎代謝アップにつながる「筋肉の質」にも注目

「脂肪を減らして筋肉量をあげることが引き締まったカッコイイ身体をつくり、ダイエット成功のカギとなりますが、同時に筋肉の質にも注目してください。筋肉は筋線維とそれを取りまく水分や脂肪、結合組織でできていますが、加齢や運動習慣の有無によって筋肉の状態『筋質』が変化します。実は筋肉の変化には男女差があって、筋肉の質については女性は男性よりも変化が早く、筋質をあげやすい傾向があります」(西澤さん)

 男性は短期間で筋肉量が増えるが、女性は筋肉量をあげにくい。そのかわり女性は筋質アップが早く、質のいい筋肉が付くのだそう。筋質がよくなると筋力の衰えや身体機能の低下が予防でき、軽やかに動けるようになるとも。また、筋肉の量、質のアップは基礎代謝量アップにもつながるのだとか。これは魅力的!

「ですから筋肉量の増え方がゆっくりでも焦らないでくださいね。筋肉量を増やしてムキムキになるよりも、筋質アップを目指してしなやかな筋肉を付ける。筋肉の変化に注目しながら先を見て、頑張ろうというモチベーションを維持する。すると、必ず数字はついてきます。この数字は頑張った自分へのうれしいご褒美で、自分の身体から届きます。それを励みにしていただいて、カッコよく素敵になっていただければいいですね」(西澤さん)

 体組成計をきちんと使い、数値を読みとって自分の体脂肪率や筋肉量、基礎代謝量をデータとして把握し、重さのみに囚われず身体トータルとして見ることが、ダイエットの成功につながるのですね。

※本記事はMELOSで公開された記事「上手な体組成計の使い方を知ろう【タニタに訊く!体重計をダイエットの味方にする方法(前編)】」を再編集したものです。

・取材協力:株式会社タニタ https://www.tanita.co.jp

<Edit:編集部/Text:京澤洋子(アート・サプライ)/Photo:Getty Images>

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