ヘルス&メンタル
2025年2月25日

愛情不足で育った男性の特徴とは。大人になったら手遅れなのか?改善方法とは (4/5)

幼少期の傷がこうした特徴を作り出している。幼少期の環境と愛着障害の関係

子どもにとって親の愛情は、「自分は存在していいんだ」という安心感の土台になります。しかし、それを十分に得られなかった場合、自分の存在価値を疑いながら生きることになります。

「そんなこともできないの?」「男なんだから泣くな」など、親から否定的な言葉や態度を受けてきた場合も、自己肯定感が育ちにくいでしょう。

そうした子ども達は、「いい子でいなければ愛されない」という学習をしてしまいます。そのまま大人になり「何かを達成しなければ認められない」と思い込んだまま、必要以上に頑張ってしまうのです。

ちなみに、親が忙しくて無関心だった場合も、子どもは「自分は愛されない」と思い込みやすいため、多忙で子どもにあまり構っていない親は注意が必要です。

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愛情不足で育ってきた大人はもう手遅れなのか?

結論から言えば「手遅れではない」です。ただし、過去の思考や行動パターンを変えるには意識的な努力が必要となります。

重要なのは「どうせ変わらない(変われない)」ではなく、「変わることはできる」「変わりたい」と認識することです。

脳は柔軟性を持っており、意識的に新しい考え方を取り入れることで、これまでの思考のクセを変えていくことができます。

まずは「自分が愛情不足の影響を受けている」ということを認識し、少しずつ自分を変える努力をしていくだけでも随分と変わっていくでしょう。

次:どんな風に改善方法するといい? 具体的な方法

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