
医師が考える「幸せホルモン“セロトニン”が少ない人の特徴」とは (3/3)
5.偏った食事ばかり食べている
セロトニンを作るには、アミノ酸をしっかり摂ることが重要です。
アミノ酸が豊富な食材である鶏肉、魚、大豆製品、卵、ナッツ、チーズ、バナナなどが不足しているとセロトニンが作られにくくなります。
セロトニンの元となるトリプトファンはアミノ酸から作られます。そのため、アミノ酸が摂れる食べ物を摂っていないとセロトニンが生成されにくくなります。
また、糖分やジャンクフードばかり食べていると血糖値が急上昇したりすることが多くなるため、セロトニンのバランスが乱れやすくなります。
6.カフェイン、アルコールを多く摂る
カフェインやアルコールはセロトニンの分泌や生成を妨げる作用があります。毎日飲みすぎると睡眠の質の低下にも繋がるため気を付けましょう。
カフェインは脳を覚醒状態にするため、結果的にセロトニンの生成が低下します。アルコールは一時的に気分を高揚させますが、代謝過程でセロトニンの生成や分泌が減少します。
毎日飲みすぎると睡眠の質低下にも繋がるため、気を付けるようにしましょう。
7.スマホを見る時間が長い
スマホやパソコンをずっと見ているというのは、常に脳が刺激を受けている状態です。脳の緊張状態が続き、リラックスができなくなるためセロトニンの分泌を妨げ、心身の疲労に繋がります。
スマホから得られる情報量はとても多いため、見ている間は脳が休まりません。
寝る前に見ると脳が興奮状態になり、睡眠の質の低下にも繋がるため、なるべく避けるようにしましょう。
監修者プロフィール
たがしゅうオンラインクリニック院長
田頭 秀悟先生
経歴
鳥取大学医学部 卒業
たがしゅうオンラインクリニック院長
脳神経内科(認知症、パーキンソン病、ALSなどの神経難病)領域を専門とし、主として糖質制限食やストレスマネジメント指導を中心に内科疾患全般に対しての診療を行うオンライン総合診療医。また東洋医学会専門医でもあり、問診によって東洋医学的な病態を推察し、患者の状態に合わせた漢方薬をオンライン診療で選択する治療法も得意としている。
<Edit:編集部>
※本記事は、Medicalook(メディカルック)で掲載されていた内容を移管し、加筆・修正したものです。