
ウェルネスフード
2025年3月17日
「顔が疲れてる」「よく眠れない」…食事にプラスしたい“4つの栄養素” (2/2)
グリシン
同じくアミノ酸の一種「グリシン」。
抗酸化作用のほか睡眠にも影響を及ぼします。グリシンの摂取は入浴効果と同じく深部体温を低下させ、睡眠改善効果を発揮すると期待されています。
またグリシンは睡眠への満足感、翌日の眠気についても改善する作用があることが報告されています(5)。
トリプトファン
魚介類などに含まれる必須アミノ酸「トリプトファン」。
睡眠を促進するホルモン「メラトニン」は、このトリプトファンを元に合成されることから、トリプトファンの摂取は重要です。
亜鉛
亜鉛は、牡蠣やレバーなどに含まれている必須ミネラルです。亜鉛は免疫機能や傷の治癒などに関与しますが、睡眠に対する効果も報告されています。
高齢者が亜鉛サプリメントを摂取した結果、睡眠の質が改善することが報告されています(6)。
(1) BMJ. 2010;341:c6614.
(2) R Soc Open Sci. 2017;4(5):160918.
(3) Adv Exp Med Biol. 2015;803:725-33.
(4) Science. 2023;380(6649):eabn9257.
(5) ファルマシア. 2016;52(6):530-533.
(6) Acta Facultatis Medicae Naissensis. 2022;39(2):185‐197.
<Edit:編集部>
1 2