
ライフスタイル
2025年6月27日
なぜ靴下を履いて寝てはいけないのか。エアコン冷えに靴下は逆効果![医師解説] (2/2)
そういえば……なぜ冷えていると眠れないのか
エアコンをガンガンに効かせた寝室では、不思議と眠れない……冷えたカラダだと睡眠にこんな悪影響を与えます。
岡村先生:私たちの体は、深部体温を下げることで眠気を感じ、自然な眠りに入ります。しかし、手足が冷えていると血管が収縮し、深部体温が下がりにくくなります。
その結果、眠りを促すホルモン(セロトニン)の分泌が妨げられ、入眠が難しくなるのです。
快眠のための冷え性対策! ポイントはお風呂のタイミング
岡村先生:就寝の1時間ほど前に、38〜40度のぬるめのお湯に10分程度浸かりましょう。
お風呂に入ると、いったん体の内側の温度(深部体温)が上がります。その後、体が自然に熱を放出して温度が下がっていくことで、眠りに入りやすくなるのです。
また、厚着を避け、通気性の良い素材のパジャマを選びましょう。レッグウォーマーや腹巻きを活用して、足首や腰周りを温めると効果的です。
靴下を履く場合、締め付けの少ない、通気性の良い素材の靴下を選びましょう。足先が開いているタイプや、5本指ソックスもおすすめです。
寝る直前に履き、眠りについた後は自然に脱げるようなゆるめの靴下を選ぶと良いでしょう。
監修者プロフィール
岡村 信良(おかむら・のぶよし)先生
内科医。経歴:平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック
<Edit:編集部>
※本記事は、Medicalook(メディカルック)で掲載されていた内容を移管し、加筆・修正したものです。
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