キヌアを食べても痩せない? 栄養士が解説する“誤解”と正しい食べ方
ウェルネスフード
2025年9月12日

キヌアを食べても痩せない? 栄養士が解説する“誤解”と、ダイエットにいい“痩せる”食べ方

栄養価が高く、美容や健康にいいとされるスーパーフード「キヌア」。ダイエット目的で取り入れている人も増えていますが、「思ったより効果が実感できない」という声も少なくありません。

実はこれ、食べ方や量に原因があることも。管理栄養士の神原李奈さんは、「キヌアを取り入れても効果を感じにくいケースもある」と指摘します。

キヌアが“痩せない”と感じる理由は割とシンプル

キヌアは、白米よりもタンパク質や食物繊維、カリウムが豊富。ダイエット中にも取り入れやすい食材ですが、「ヘルシーだから」と食べすぎてしまうと、かえってカロリー過多になることも。

特に、白米に加えてキヌアを“追加”している場合、気づかないうちに摂取量が増えているかもしれません。

ホカホカのお米お米ダイエットのやり方|白米は太る?痩せる?カロリーオーバーを防ぐご飯の食べ方[栄養士監修]

キヌアのダイエット活用術と、1日の目安量。「主食の置き換え」がオススメ

効果的に取り入れるには、「主食の置き換え」がおすすめ。白米に“混ぜて”炊いたり、サラダやスープに加えることで、自然に食物繊維や満足感をアップできます。

乾燥状態で約30g(調理後は約90~100g)が1日の目安。食べすぎは腹部のハリや下痢の原因になることもあるため、適量を守るのがポイントです。

キヌアは、適切な量と使い方を知ることで、日々の健康を支えてくれる存在になります。

「思ったほど痩せない」と感じていた方も、取り入れ方を少し変えるだけで違いを実感できるかもしれません。まずは、白米に“混ぜて”炊くところから始めてみては?

オートミールダイエット【管理栄養士監修】オートミールダイエットの効果とやり方、おすすめレシピ、商品比較

監修者プロフィール

神原李奈

管理栄養士神原 李奈株式会社Luce・健康検定協会所属、管理栄養士・食育栄養インストラクター。CA(客室乗務員)の仕事をきっかけに、健康と食の強い結びつきを実感し、食の世界に興味を持つ。大手料理教室の講師の経験を経て、栄養士を目指すことに。栄養士免許を取得後の現在は、現役CAとして世界中を飛び回りながら、栄養士として健康や食に関する情報を発信している。

<Edit:編集部>

※本記事は、mocobe(モコビ)で掲載されていた記事を、MELOS編集部が内容を精査・加筆のうえ再構成したものです。