緑茶
ウェルネスフード
2026年3月17日

緑茶の効果とは。毎日飲むとどうなる?医師が解説【1週間・1ヶ月の変化】 (4/4)

緑茶の効果を高める飲み方

飲むタイミングや温度を工夫することで、緑茶のメリットをより活かしやすくなります。

基本は食後に飲む

緑茶は食後に飲む方法が取り入れやすいタイミングです。カテキンには糖質や脂質の消化・吸収に関係する働きがあるため、食後の血糖値や血中脂質の上昇を緩やかにする可能性があります。

また、食後に飲むことで口の中をさっぱりさせる効果もあり、口臭予防や口内環境のケアにもつながります。日常の習慣として取り入れやすいタイミングといえるでしょう。

ダイエット目的なら食前〜食後1時間以内

体脂肪対策として緑茶を取り入れる場合は、食前30分から食後1時間以内のタイミングがよいとされています。食事に近い時間に飲むことで、カテキンが脂質代謝や血糖値のコントロールに関係する働きを活かしやすくなるためです。

また、運動を行う場合は運動の20〜30分前に飲む方法もあります。カフェインやカテキンがエネルギー消費に関係する可能性があるためです。

温かい緑茶で飲む

緑茶は温かい状態で飲むと香りが立ちやすく、リラックスしながら飲めるのが特徴です。テアニンの働きにより、心身を落ち着かせる効果が期待されることもあります。

また、冷たい飲み物に比べて体を冷やしにくいため、冷え性の方や寒い冬の季節におすすめです。

濃すぎない濃度で飲む

濃い緑茶はカフェインやタンニンが多くなり、飲みすぎると胃への刺激になる場合があります。特に空腹時に濃い緑茶を飲むと胃の不快感を感じることもあります。

日常的に飲む場合は、適度な濃さの緑茶を食事と一緒に飲む方法が続けやすいでしょう。濃い緑茶を選ぶ場合は、商品の適量をチェックして取り入れてください。

緑茶のデメリットや注意点

緑茶は健康的な飲み物ですが、飲みすぎると体に負担がかかる場合があります。ここでは主な注意点を紹介します。

カフェインの摂りすぎ

緑茶にはカフェインが含まれているため、飲みすぎると睡眠の質に影響する場合があります。一般的には就寝の4〜6時間前までを目安にするのがよいとされています。

胃への刺激

空腹時に濃い緑茶を飲むと、胃に刺激を感じる人もいます。胃が弱い人は濃すぎない緑茶を選ぶと安心です。

鉄分の吸収を妨げる可能性

緑茶に含まれるタンニンは、鉄分の吸収に影響する場合があります。貧血気味の人は食事中の大量摂取を避けるなど、飲み方を工夫すると良いでしょう。

緑茶に関するよくある質問

緑茶についてよくある疑問をまとめました。

緑茶とコーヒーはどちらが健康に良い?

緑茶とコーヒーはどちらも健康に良い成分を含む飲み物です。緑茶にはカテキン、コーヒーにはクロロゲン酸などのポリフェノールが含まれています。

カフェイン量はコーヒーの方が多い傾向があります。カフェインを控えたい場合は緑茶の方が取り入れやすい場合があります。

どちらが優れているというよりも、体調や好みに合わせて適量を取り入れることが大切です。

夜に緑茶を飲んでも大丈夫?

緑茶にはカフェインが含まれているため、就寝前に飲むと睡眠に影響する場合があります。夜に飲む場合は、就寝の3〜4時間前までを目安にし、量を控えめにするか薄めに淹れると安心です。

ペットボトルの緑茶でも効果はある?

ペットボトルの緑茶にもカテキンなどの成分は含まれています。一般的な500mlのペットボトル緑茶には100〜300mg程度のカテキンが含まれていることが多く、健康目的で取り入れる場合は200mg前後を目安に商品を選ぶとよいでしょう。

より多くのカテキンを摂りたい場合は、300mg以上の高カテキンタイプの商品もあります。いずれにしても商品によって含有量は異なるため、成分表示を確認することが大切です。

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監修者プロフィール

小倉 慶雄

金沢駅前内科・糖尿病クリニック院長

所属学会
日本内科学会 認定医
日本糖尿病学会 専門医
日本抗加齢医学会 専門医
日本腎臓学会
日本内分泌学会

経歴
平成21年3月 金沢医科大学医学部医学科卒業
平成21年4月 杏林大学病院 初期臨床研修医
平成26年1月 金沢医科大学病院 糖尿病・内分泌内科学教室
平成30年4月 金沢医科大学病院 助教
平成30年9月 金沢医科大学大学院医学研究科 博士課程修了
令和3年1月 金沢医科大学病院学内講師
令和5年6月 Gran Clinic(石川県金沢市)院長
令和6年10月 金沢駅前内科・糖尿病クリニック(石川県金沢市)院長
※自由診療部門は自由診療部門Granとして併設

受賞歴
日本抗加齢医学会研究奨励賞(2018年度)

<Edit:編集部>

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