「チャーハン症候群」とは。なぜ起こる?死亡例もある食中毒の原因と対策 (4/4)
チャーハン症候群の対策方法はコレ!
チャーハン症候群を防ぐためには、食品の温度管理が重要です。
調理後は早めに食べる
できるだけ作ったらすぐ食べる習慣を。すぐに食べない場合は、室温に置きっぱなしにせず、早めに冷却・保存へ移します。
保存する場合は素早く冷ます
大きな容器のままではなく、小分けにすると冷えやすくなります。セレウス菌は10〜50℃でよく増えるため、この温度帯にとどまる時間を短くすることが大切です。粗熱が取れたら速やかに冷蔵・冷凍へ移しましょう。
速やかに冷蔵・冷凍する
長時間の常温放置は避けましょう。業務管理では8℃以下での保存、または高温保温する場合は65℃以上が目安として示されています。家庭でも冷蔵庫を過信せず、保存期間は短くしてください。
作り置きは保存期間に注意
保存期間が長くなるほどリスクも高まります。作り置きは「温度」と「時間」の両方を管理し、食べる前の再加熱だけで帳消しにできると考えないことが大切です。
見た目やにおいだけで判断しない
少しでも不安があれば廃棄するのが安全です。セレウス菌の増殖や毒素は、見た目やにおいの異常として分からないことがあります。
デンプン質を多く含む食品は常温で放置しない!
チャーハン症候群は、セレウス菌による食中毒の一種です。チャーハンだけでなく、ご飯やパスタ、パンなどのデンプン質を多く含む食品でも発生する可能性があります。
調理後の食品を常温で長時間放置しないことが最大の予防策です。「あとで食べるから大丈夫」と油断せず、再加熱を過信せず、適切な温度管理を心がけましょう。
監修者プロフィール
林裕章(はやし・ひろあき)林外科・内科クリニック理事長
国立佐賀医科大学を卒業後、大学病院や急性期病院で救急や外科医としての診療経験を積んだのち2007年に父の経営する有床診療所を継ぐ。現在、外科医の父と放射線科医の妻と、全身を診るクリニックとして有床診療所および老人ホームを運営しており、医療・介護の両面から地域を支えている。また、福岡県保険医協会会長として、国民が安心して医療を受けられるよう、また医療者・国民ともにより良い社会の実現を目指し、情報収集・発信に努めている。日本外科学会外科専門医、日本抗加齢医学会専門医、日本骨粗鬆症学会認定医、日本医師会認定産業医、日本医師会認定スポーツ医
公式サイト https://www.hayashi-cl.jp/
<Edit:編集部>








