湿布やガーゼを貼ると肌がかゆい…それ、「テープかぶれ」かも。原因と防ぎ方を皮膚科医が解説 (1/3)
ガーゼや包帯、湿布を貼ったらかゆくなった。テープを貼ったあとの、こんな肌トラブルに心当たりはありませんか。
じつはこれ、「テープかぶれ」と呼ばれるれっきとした皮膚トラブル。とくに汗と蒸れにさらされるスポーツシーンでは起こりやすく、ランニング後に湿布を貼る人、擦り傷にガーゼを当ててテープで留める人は要注意です。
なぜかぶれるのか、どうすれば防げるのか。新百合ヶ丘総合病院(神奈川県川崎市)皮膚科部長の秋山真志先生に伺いました。
テープを貼ると赤くなる、かゆくなる…それ「テープかぶれ」かも
ガーゼや包帯、湿布などを留める医療用テープ(サージカルテープ)。貼るものは違っても、そのあとに起こる「赤くなる」「かゆくなる」「ヒリヒリする」というトラブルは共通しています。医学的には「接触性皮膚炎」に分類される、いわゆる「テープかぶれ」です。
やっかいなのは、「ちょっとかゆいだけ」では済まないことがある点。
「テープでのかぶれ(接触性皮膚炎)による痒みはストレスになり、睡眠を妨げたりすることもあるので、皮膚を注意深く観察してください」(秋山先生)
睡眠は回復の原動力。かゆみで眠りが浅くなれば、翌日のコンディションにも響きます。トレーニングを続けている人ほど、軽く見てはいけないトラブルです。
なぜかぶれる? 意外な原因

「粘着剤が肌に合わなかったのだろう」——そう思われがちですが、原因はそれだけではありません。医療の現場では、点滴の固定や採血後の止血綿を留めるなど、テープを使う場面が日常的にあります。多くの患者の皮膚を見てきた秋山先生に、かぶれが起きる原因を伺いました。
「原因は、粘着剤や素材による刺激、アレルギー反応、剥がすときの皮ふへの障害、汗の刺激や蒸れによる負担など。もともと肌が弱い人や、同じ場所に繰り返し貼る人ではかぶれが起こりやすいので注意が必要です」(秋山先生)
整理すると、原因は大きく4つ。
- 粘着剤・素材による刺激:テープの粘着成分や素材そのものが肌に合わず、刺激になるケース
- アレルギー反応:特定の成分に対して免疫が過剰に反応し、かぶれを引き起こすケース
- 剥がすときの物理的ダメージ:意外と見落とされがちなのがこれ。テープを剥がす際に角質が一緒に剥がれ、肌のバリア機能が低下します。貼って剥がしてを繰り返すほど、肌は無防備な状態に近づいていきます
- 汗・蒸れによる負担:テープの下に汗がたまり、蒸れた状態が続くことで肌が刺激を受けるケース








