湿布やガーゼを貼ると肌がかゆい…それ、「テープかぶれ」かも。原因と防ぎ方を皮膚科医が解説 (2/3)
貼る前の“ひと手間”で差がつく! かぶれを防ぐ4つのステップ
テープかぶれは、貼る前のちょっとした準備で大きく軽減できます。秋山先生に教えていただいた4つのポイントを紹介します。
① 貼る部位に赤みや傷がないか確認する
炎症がある部位にテープを貼ると、状態が悪化する可能性があります。擦り傷の周囲にテープを貼る場合も、傷口そのものにテープが当たらないよう注意しましょう。
② 手指や貼る部位を清潔に洗う
汚れた状態でテープを貼ると、皮ふトラブルが起こりやすくなります。運動後は汗や砂ぼこりが付着しているため、まず水や石けんで清潔にしてから貼ることが大切です。
③ 濡れていたら水分を拭きとる
皮ふが濡れているとテープがつきにくくなり、何度も貼り直す原因に。タオルでしっかり水分を拭きとってから貼りましょう。
④ 乾燥していたら保湿を!
乾燥している皮ふにテープを貼ると、トラブルが起こりやすくなります。保湿クリームなどでケアした後、十分に乾いたことを確認してからテープを貼りましょう。

貼り方・剥がし方にもコツがあります。
「使うときは、まず皮ふを清潔にし、しっかり乾かしてから貼ることが大切です。貼るときにテープを強く引っ張ると皮ふに負担がかかるため、できるだけ自然に。剥がすときは、皮ふを押さえながらゆっくり剥がします」(秋山先生)
運動中は汗で剥がれやすくなるため、つい強く引っ張って貼りたくなりますが、それが肌への負担を増やす原因に。「やさしく貼って、ゆっくり剥がす」が鉄則です。
また、テープ選びもかゆみを引き起こさないためには重要。「テープ選びで迷ったときは、かかりつけの先生や看護師さんに相談を。ドラッグストアなどで探す場合は、テープは蒸れにくく、皮ふ刺激が少ないものを選びましょう」(秋山先生)
「蒸れにくさ」と「低刺激」がテープ選びのカギとなるようです。
監修者プロフィール
秋山真志(あきやま・まさし)先生
新百合ヶ丘総合病院(神奈川県川崎市)皮膚科部長/皮膚疾患研究所所長。慶應義塾大学医学部卒業。北海道大学を経て、2010年より名古屋大学大学院医学系研究科 皮膚科学分野 教授を15年半務め、2026年3月に退任。2026年4月より現職。専門は皮膚科一般、遺伝性皮膚疾患、とくに遺伝性角化症。








