【水泳ダイエット】水泳・プールはなぜ痩せる?消費カロリーが多いメニュー、脂肪燃焼のポイント (2/2)
水中運動ダイエットを成功させる3つのポイント
ここでは、水中運動のダイエット効果を引き出すポイントを紹介します。
1.楽すぎない・つらすぎない強度で行う
脂肪燃焼のためには、運動強度の設定が重要です。水泳の場合、途中で立ってしまったり、泳ぎ出すまでの待ち時間が多いこともあるでしょう。そうなると運動時間が少なくなり、強度が不足してしまう場合があります。
また、強度が高くなりすぎても脂肪燃焼はできません。とくに泳ぎがあまり得意でない場合にがんばって泳ごうとすると、運動強度が高すぎて長距離・長時間泳ぎ続けることができません。それでは脂肪燃焼の効果は低くなってしまいます。そのため、泳力・体力に合わせて水中運動の種目を選ぶようにしましょう。
2.強度を徐々に高めていく
水泳は泳ぎ方がうまくなればなるほど、楽に長距離泳ぎ続けることができるようになり、エネルギーの消費量が少なくなってしまいます。そのまま同じメニューで行っても、刺激に慣れてしまっている状態では効果は現れにくくなるでしょう。負荷を高めるには筋トレと同様、強度を徐々に高めていく必要があるのです。
泳法を変えてみたり、泳ぐスピードを速くするなど、徐々にキツくなるように負荷設定をすることを心がけてください。
3.カラダを冷やさない
水中運動でも動いていればカラダが温まり、汗をかきます。しかし、運動を中断すると冷えるのは速く、体温が奪われていくでしょう。
人間のカラダは、保温のために脂肪を蓄えるように作られています。そのため、カラダが冷えることで脂肪を溜め込もうとするのです。余分な脂肪をためないためにも、運動を終えたらすぐに水滴をふき取り、お風呂やジャグジー、シャワーなどでカラダを温めるようにしましょう。
運動が苦手な人こそ、水泳はおすすめの運動方法
プールでの水中運動は、水泳の習慣がない人にとってとり入れにくい方法だと思われるかもしれません。しかし実は、運動が苦手という方にこそ特におすすめしたいダイエット方法です。陸上ならばかなり運動しなければ消費できないカロリーを、水中ウォーキングという簡単な運動だけで消費できます。
また、運動初心者や体力がない方でもケガを起こしにくく、筋力向上・脂肪燃焼が期待できるという、ダイエットに適した運動方法なのです。ぜひ挑戦してみてください。
[著者プロフィール]
和田拓巳(わだ・たくみ)
プロスポーツトレーナー歴16年。プロアスリートやアーティスト、オリンピック候補選手などのトレーニング指導やコンディショニング管理を担当。治療院での治療サポートの経験もあり、ケガの知識も豊富でリハビリ指導も行っている。医療系・スポーツ系専門学校での講師や、健康・スポーツ・トレーニングに関する講演会・講習会の講師を務めること多数。テレビや雑誌においても出演・トレーニング監修を行う。運営協力メディア「#トレラブ(https://tr-lv.com/)」などで多くの執筆・監修を行い、健康・フィットネスに関する情報を発信している。日本トレーニング指導者協会 JATI-ATI
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<Text:和田拓巳/Photo:Getty Images>