「寒い日の運動」は体に悪いのか。冬ランニングやトレーニングのメリット・デメリット (2/2)
寒さがメリットになることもある
寒さはカラダにさまざまな悪影響をもたらす半面、メリットもあります。ここでは、寒いときのトレーニングによって得られるメリットをご紹介しましょう。
エネルギー消費量が多くなる
実のところ、冬は寒さによってダイエットしやすい時期です。カラダは、どんな環境でも常に一定の体温を保つ「恒常性(ホメオスタシス)」という働きが備わっています。
冬は体温が下がりやすいため、体温を維持するためにいつも以上にエネルギーを消費しながら体温を保っているのです。そのため脂肪燃焼しやすく、痩せやすい時期といえるでしょう。
エネルギー消費を少しでも多くしたい人は、冬のトレーニングはチャンスと言えるでしょう。
寒い時期もトレーニングへのモチベーションキープを
寒い時期は、「寒くて外に出たくない」「運動する気が起きない」など、モチベーションの低下も起きやすくなります。
しかし、それは誰もが同じこと。寒いときでもトレーニングに取り組むかサボるかによって、周囲との差が開いてくるかもしれません。
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[著者プロフィール]
和田拓巳(わだ・たくみ)
プロスポーツトレーナー歴16年。プロアスリートやアーティスト、オリンピック候補選手などのトレーニング指導やコンディショニング管理を担当。治療院での治療サポートの経験もあり、ケガの知識も豊富でリハビリ指導も行っている。医療系・スポーツ系専門学校での講師や、健康・スポーツ・トレーニングに関する講演会・講習会の講師を務めること多数。テレビや雑誌においても出演・トレーニング監修を行う。運営協力メディア「#トレラブ(https://tr-lv.com/)」などで多くの執筆・監修を行い、健康・フィットネスに関する情報を発信している。日本トレーニング指導者協会 JATI-ATI
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<Text:和田拓巳>