• Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • YouTube

「酢を飲むとカラダが柔らかくなる」は迷信。筋トレ民やランナーが知っておきたい瞬発力・持久力・柔軟性を養うために必要な栄養素とは? (1/3)

 真面目にスポーツに取り組んでいくと、どうしても食事について考える必要が出てきます。私たちの体は、食べたものから作られています。したがって、スポーツに適した体作りのためには、適切な食事が欠かせません。

 では、スポーツに適した食事とは、どのような観点で考えれば良いのでしょうか? 管理栄養士の資格を持ち、プロスポーツチームやアスリートの栄養指導を行っている、株式会社アストリション代表 盛岡良行さんに話を伺いました。

持久力を伸ばすために必要な栄養素とは?

 スポーツは要求される運動の質に応じて、大きく持久力系と瞬発力系のものに分けられます。それぞれ、求められる運動能力が異なるため、必要とされる栄養素も変わります。

「持久力と瞬発力では、使うエネルギーの質や疲れの種類が違います。持久力系の競技はエネルギーの消費が多く、瞬発系の競技は筋肉の損傷が疲れとして大きいです」

 持久力系の競技の例としては、サッカーやマラソンが挙げられます。これらの競技では長時間の活動による疲労からの回復だけでなく、あらかじめ体にエネルギーを蓄積しておくことが必要です。そして、エネルギーの元となるのが糖質(炭水化物)であることは、知っている人も多いでしょう。

「第一に、持久力系の競技はエネルギー消費量が多いという特徴がありますので、エネルギー源となる糖質を摂ることが大切です」

 ただし、糖質だけを摂ればいいというわけではないそうです。

「同時に、糖質の代謝に関わっているビタミンB1といった栄養素も、多めに摂る必要があります」

 ごはんやパンなどから摂取した糖質は、体の中のさまざまな代謝を経てエネルギー物質に変換されます。その代謝の時にビタミンB1が必要とされるのだそうです。ただ、必要な栄養素はまだまだあります。

「サッカーやマラソンは酸素を多く取り込むため、鉄分を多く消費してしまい、貧血になりやすいです。成人男性だと1日に7.5mgの摂取が推奨されていますが、日本陸上連盟では『アスリートの貧血対処7ヶ条』にて1日あたり15~18mgの摂取を推奨しており、持久力系スポーツでは特に注意した方がよいでしょう」

 なるほど。ひとくちに“持久力”といっても、単にエネルギー源である糖質だけを摂れば良いわけではなくて、それを力に変える仕組みのために必要な栄養素もあるというわけですね。

ランキング
Ranking

  • 最新

オススメ記事
Special

オススメ連載
Series

注目キーワード