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「筋トレ+有酸素運動は、ダイエットに効果的なだけでなく死亡率も低くなる」説、新研究で明らかに (1/2)

 運動が健康にいいことは、今さら言うまでもありません。しかし、どのような運動をどれくらい行うべきかとなると、さまざまな意見があるのも事実。ジョギングやウォーキング、水泳といった「有酸素運動」は、体内に酸素を取り入れ、糖質や脂肪を燃焼させる効果が期待でき、多くの人にとって関心が深いダイエットとして知られています。

 一方で筋トレに代表される「無酸素運動」は、体にメリハリを作ると同時に筋肉量が増えることで基礎代謝が高まるため、痩せやすい体質に変えてくれます。そのため、ダイエットには有酸素運動と筋トレ(無酸素運動)の両方を行うことが推奨されるのです。トレーニングやダイエットと切っても切り離せない、この「有酸素運動と無酸素運動(筋トレ)」に関する新たな研究結果が明らかになったので今回は紹介します。

有酸素運動と筋トレの相乗効果

 健康面に対する効果に目を向けると、有酸素運動は、心臓や血管などの循環器を健康に保つことが以前から数多くの研究によって証明されています。また、近年では筋トレによって筋肉量を維持あるいは向上させることにより、サルコペニア(sarcopenia)と呼ばれる加齢による筋肉の衰えを予防する効果も知られてきました。

 さらに最近は、有酸素運動と筋トレのどちらかだけを選ぶのではなく、2つを組み合わせることによって、それぞれがもともと持っている健康効果をさらに高めるという相乗効果が、研究で明らかになってきています。

筋トレと有酸素運動を両方行うと、死亡率が低くなるという研究

◆論文(1):メタ解析

 2019年5月19日付けでヨーロッパ予防循環器学ジャーナルに発表された論文によると、筋トレを行う人は行わない人に比べると死亡率が低くなり、筋トレと有酸素運動を組み合わせることによってその効果はさらに高まるとされています。この論文では多数の研究結果を統合して、総合的な分析を行うメタ解析という統計的手法が使用されました。1430もの研究の中から11が解析対象として選ばれ、合計では370万人以上の被験者と8年以上の追跡調査期間に及んだそうです。

 その結果、まったく運動をしていない人と比較すると筋トレを行う人の死亡率は21%低くなり、さらに筋トレと有酸素運動の両方を行う人の死亡率は40%低くなるとされています。

次ページ:さらに詳しく行われた実験研究では

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