可動域とは。可動域を広げるメリットとストレッチを、カラダファクトリーの整体師が解説
フィットネスやランニングに取り組む人なら、ボディケアの重要性は理解しているはず。そんなトレーニーたちが知りたいことをピックアップし、専門家に聞いてみる本企画。今回は、筋トレを効果的に行う上で重要と言われている「関節可動域」について、骨盤調整で有名なカラダファクトリーの整体師が解説します。
Q. 筋トレをやるとき、よく「関節の可動域いっぱいに動く」などと聞きますが、可動域とはなんですか?可動域を広げると、筋トレにおいてどんなメリットがあるのでしょうか。
A. 可動域とは関節が動く範囲のこと。最大可動域で筋トレを行うことで、筋肉への刺激が入りやすくなり効果が高まります。
可動域とは、関節が動く範囲のことです。もっとも大きく動かせる範囲を最大可動域と呼びます。
関節は動かせる範囲が決まっており、日常生活を送るうちに固く、動きにくくなり、関節の最大可動域は狭くなっていることがほとんどです。最大可動域でトレーニングができると、より筋肉への刺激や負荷が高まるため、トレーニング効果もいっそう期待できます。それを続けることにより柔軟性も上がりやすくなります。
筋トレの種目によっては、標準値の稼働ができることが前提となっているものもあります。そのため、体が硬い状態では、正しい筋トレフォームが行えず、期待した効果が得られなかったり、関節や筋肉を傷めるリスクもあります。カラダの状態に合ったストレッチで、可動域を広げておくとよいでしょう。
股関節の可動域を広げるストレッチ
相撲競技でいう「しこ」を踏むイメージです。両足を大きく広げ、片側の肩を大きく内側に入れていきましょう。股関節や内腿に意識を向けてください。
[監修者プロフィール]
大貫隆博(おおぬき・たかひろ)
整体師、パーソナルトレーナー、ボディデザイナー。整体サロンやフィジカル・ヘルスケア系施設を国内外に300店舗以上運営する(株)ファクトリージャパングループ技術総責任者。技術総責任者として、技術開発から指導などを行うだけでなく、日本最大のファッションショーでは、ステージ前にトップモデルのプロポーションを美しく整える施術を行うなど幅広く活躍。また、女性誌で日常のダイエットやストレッチ指導・監修を行うなど、女性の美しいボディラインづくりに造詣が深い。顧客にモデルやタレントが多く、オススメの施術家として、多数の女性誌にも出演。
記事協力
・株式会社ファクトリージャパングループ
・公式サイト https://karada39.com/
<Text:編集部/Photo:カラダファクトリー提供>