カフェインレスコーヒーの代わりに「チコリ珈琲」もおすすめ。ノンカフェインで栄養豊富な飲み物です|編集部の食レポ
ノンカフェインでオススメの飲み物はいくつかありますが、コーヒー好きなら「チコリコーヒー」も選択肢のひとつです。
インスタント飲料で手軽に飲める、コンビニより安いという使い勝手のよさから、カフェインをとりたくないけれどコーヒーが飲みたいときに重宝しています。
チコリコーヒーとは
チコリコーヒーは、キク科の野菜“チコリ”の根を乾燥させ、焙煎した飲料のこと。フランスではよく飲まれているドリンクで、食物繊維を多く含み、カフェインフリーです。
チコリ
インスタントのチコリコーヒーは粉状になっており、普通のインスタントコーヒーのようにカップへ入れてお湯を注ぐだけで飲めます。冷たい水やミルクにもダマにならずよく溶けます。
どんな味?
これが、わりとクセのある味です。といっても美味しくないわけではなく、なにかこう、コーヒーをものすごく苦くして香ばしさを足したような……とても濃く入れた麦茶に近い味です。
個人的には、ストレートで飲むよりミルクと割る飲み方がおすすめです。キャラメルラテのような味わいになるので、もっぱらカフェオレの代用として活用しています。ミルクたっぷりにすると大変おいしいです。
ブラックコーヒーとして飲むなら、たんぽぽコーヒーや穀物コーヒーのほうが味は近いでしょう。チコリコーヒーは牛乳や豆乳と割り、コクのあるキャラメル風味のカフェオレを楽しみたい人に向いていると感じます。
チコリコーヒーの栄養と特徴
チコリコーヒーはイヌリンと呼ばれる水溶性食物繊維が豊富です。食物繊維には、糖や脂肪の吸収を抑制する、血糖値の急上昇を防ぐ、腸内環境を整えるといったはたらきが期待できるので、ダイエット中の人にもおすすめしたい飲み物です。
注意点は2つ。キク科の植物が原材料なので、キク科アレルギーの人は控えたほうが良いかと思います。
また、湿気に弱いので粉が硬くなりやすいです。硬くなってしまったら砕くかお湯で溶かすしかないので、開封したら乾燥剤などを入れたほうがよいでしょう。
関連記事:カフェインの効果と1日摂取量、中毒症状を防ぐ飲み方とは[管理栄養士監修]
原材料と栄養成分
今回紹介したのは「ルルー インスタントチコリ」。カルディや成城石井、Amazonなどで購入可能です。リーズナブルで、見た目もレトロなのがうれしいポイント。
原材料
チコリの根
栄養成分(1個100gあたり)
エネルギー 316kcal
たんぱく質 3.6g
脂質 1.1g
炭水化物 58.6g
└糖質 26.0g
└食物繊維 32.0g
食塩相当量 0.38g
カフェイン 0g
ちなみに、1杯あたり(6g、250ml)の栄養成分は以下となります。
エネルギー 18.9kcal
たんぱく質 0.21g
脂質 0.07g
炭水化物 3.52g
└糖質 1.56g
└食物繊維 1.92g
食塩相当量 0.02g
カフェイン 0g
<Text&Photo:MELOS編集部>