ウェルネスフード
2023年8月1日
リンゴ酢は「腎臓に悪い」「歯が溶ける」ってホント?医師の回答は (1/2)
ダイエットや健康に良いと話題のリンゴ酢ですが、「腎臓に悪い」「歯が溶ける」なんていうギョっとするような噂もあります。これって本当なのでしょうか?
『【リンゴ酢ダイエット】効果と作り方、飲むタイミングを医師に聞いてみた』という記事から、これらの噂の真相をピックアップしてご紹介します。
まずは、リンゴ酢の良いところから!
リンゴ酢は、ダイエットをする人にとって良い効果があると考えられます。
これはリンゴ酢に含まれる「酢酸」「クエン酸」「カリウム」などの作用によるものです。これらの成分によって、以下の効果が期待できると言われています。
- むくみの軽減
- 便秘解消
- 血糖値の上昇を緩やかにする
- 代謝の促進
- 脂質異常症*の改善 など
*脂質異常症とは:血液中の脂質の値が、基準値から外れた状態
美容からダイエットから健康まで、こんなに良いことが……!しかし、「腎臓に悪い」「歯が溶ける」なんて噂もあっては心配ですよね。
「リンゴ酢は腎臓に悪い」ってホント?
1日の推奨量程度のリンゴ酢(15~30ml)であれば、腎臓に悪影響を与える心配は低いと考えて良いでしょう。
確かにリンゴ酢に含まれるカリウムの過剰摂取により、腎臓でろ過しきれず、高カリウム血症という状態になる可能性は考えられます。しかし、リンゴ酢100mlに含まれるカリウムの量は60mg程度。そして、1日に摂るリンゴ酢の推奨量は15~30mlなので、カリウムの量は9~18mgと少量になり、腎臓に悪い可能性は低いと考えます。
なぜこのような噂が流れたのか
「リンゴ酢に含まれるカリウムが腎臓に悪い」のではなく、「腎臓が悪いとカリウムが血液中に増加してくる」と言うのが正しいです。どこかで原因と結果が入れ替わってしまったことで、リンゴ酢は腎臓に悪いというイメージがついてしまったのでしょう。
「リンゴ酢で歯が溶ける」ってホント?
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