電車で【座る VS 立つ】、どっちが痩せる?トレーナーが回答
電車移動をしている時に、ふと思いました。「座っているより立っている方が痩せるんじゃない?」と。そこでこの疑問をトレーナーに聞いてみました。電車の中でもできる痩せトレーニングも解説します。
電車の中で立っているだけで痩せる? 痩せない?
電車の中で立っていても、基本的に痩せないと思った方が良いでしょう。座っていても立っていても、消費エネルギー量はさほど変わらないからです。
「座っている」「立っている」ときのカロリー比較
▼体重60kgの人の消費カロリー目安
立つ | 約56kcal |
座る | 約31.5kcal |
ご飯1膳分に換算すると約1/10杯分ほどの差しかありません。
とはいえ、座っているよりは良いと言えますし、毎日続けることで減量を助ける効果は少しあります。しかし、これだけで痩せるのは期待できないでしょう。
周りにバレない! 電車の中でできる痩せトレ
「体重を落とす」ことにはあまり効果はありませんが、お腹痩せなどの体型改善に少しだけ効果があるのが「呼吸トレーニング」です。
長く息を吐くことで、横隔膜がリラックスし、腹斜筋・腹横筋が使われます。そのため、肋骨が内側に閉じやすくなり、お腹痩せしやすくなります。
呼吸トレーニングのやり方
- 腰を軽く丸める
- 口をすぼめて、口からゆっくりと長く息を吐ききる
- 鼻から息を吸う
10回を1セットとして、できるだけ行ってみましょう。
ポイントは、ほんの少し腰を丸めて(背中ではなく腰です!)、お腹や肺の空気を全て吐ききるつもりで吐くことです。
監修者プロフィール
Scoprire
トレーナー 藤本千晶(ふじもと ちあき)
仙台大学大学院修士課程修了後、アスリートのトレーニングコーチなどを務める。2018年からフリーランスとなり、栃木県宇都宮市で女性の体型改善専門パーソナルトレーナーとして活動。クライアントの年齢による体型の変化と、健康の悩みに日々向き合いながらも、ブログやSNS、メディアでの情報発信、オンラインビデオコースの作成を通じて、多くの女性に貢献している。NSCAジャパン北関東アシスタントエリアディレクターとしても活動。地域のパーソナルトレーナーにスキルアップの機会を作る企画・運営も務める。
<Edit:編集部>