[ARCHIVES 2018]NGT48西村菜那子&“山の神”神野大地スペシャル対談(前編) (1/3)
慌ただしい年末がそろそろ落ち着き、年が明けるといよいよやってくるのが「箱根駅伝」です。MELOSでは、2018年大会を目前にした昨年末、“駅伝に詳しすぎるアイドル”として知られるNGT48・西村菜那子さんと青山学院大学の3冠達成を牽引し、「三代目・山の神」として活躍した神野大地選手のスペシャル対談(前編、後編)をお届けしました。
記事では前回大会(2018年大会)のことも多く触れていますが、箱根駅伝そのものに対する2人の愛情がたっぷり詰まった内容になっていることもあり、今年も改めてご紹介することにしました。以前に読んだことがある方も、まだ読んだことがない方も、ぜひ2人のトークから箱根駅伝の魅力に触れてみてください。
※記載されている情報、肩書、記録などは2017年12月当時のものです。
出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝と続く大学3大駅伝。その中でも特に注目を集める箱根駅伝が、年明け早々の1月2日・3日に開催されます。
今季は、青山学院大学の2年連続3冠が期待されましたが、初戦となる出雲駅伝で東海大学に敗北。続く全日本大学駅伝でも神奈川大学に敗れ、残す目標は箱根駅伝4連覇のみとなりました。しかし、一筋縄ではいかないのがこのレース。毎年、数々のドラマを生み出しており、今年も何かが起こる予感しかありません。
そんな箱根駅伝の開催が目前に迫る中、“見るスペシャリスト”と“走るスペシャリスト”をお招きした特別対談が実現しました。登場するのは、駅伝に詳しすぎるアイドルとして知られるNGT48研究生の西村菜那子さん、そして青山学院大学の3冠達成を牽引し、「三代目山の神」として名を馳せたコニカミノルタ所属の神野大地選手です。
前編では、箱根駅伝の思い出を中心に話が盛り上がりました。その様子からどうぞ。
▼後編はこちら
箱根駅伝2018の注目ポイント&優勝校をズバリ予想!NGT48研究生・西村菜那子&"山の神"神野大地スペシャル対談(後編) | 趣味×スポーツ『MELOS』
見る側と走る側、2人のスペシャリストの対談がスタート!
——早速ですが、西村さんは今季の箱根駅伝に向けて『あまりに細かすぎる箱根駅伝ガイド!』で予習中だと聞きました。
西村:はい! 2冊買って1冊は保管用に取ってあります。
神野:マジですか? 僕より詳しいかもしれないですね(笑)。駅伝に詳しい女性ファンはなかなか少ないので、どのくらい知ってくれているのかすごく楽しみです。
西村:私はとっても緊張しています。これまでずっと神野選手の活躍を見ていたので。あらためてよろしくお願いします!
——ちなみに西村さんが駅伝にハマったきっかけは何だったんですか?
西村:両親が駅伝好きで、お正月になると沿道で観戦するんです。それに付き合っているうちに自然と好きになっていて。気づいたら歴代優勝校を全部覚えていました。
——テレビで見るだけでなく、現地でも観戦するんですね。
西村:毎年行ってます。西村家のルールなんです(笑)。いつも中継地点をハシゴするんですけど、二区は人気なので三区まで先回りすることが多いですね。去年は残念ながらお仕事で観に行けなかったので、レースが終わった後にルートを歩いて「ここを走ってたんだな」って余韻を楽しみました。
——対する神野さんは、青山学院大学時代に3冠達成や戦後初となる箱根駅伝完全優勝を経験。さらに3年時には第五区で区間記録を打ち立て、「三代目山の神」とも呼ばれていました。高校時代はどんな選手だったんですか?
神野:高校生の頃は大した実績もないんですよ。同学年のインターハイトップと比べたら普通の選手。でも、高校2年の夏に原(晋)監督(青山学院大学)と出会い、すべてが変わりましたね。その頃は特に優れたタイムを出せていたわけではなかったんですけれど、「走りが良い」と言ってくれて。その後、徐々にタイムが出てるようになり、各大学からオファーをもらえるようになったんですけれど、やっぱり走りを評価してくれた原監督率いる青山学院大学で走りたいなと。
——原監督に見い出されて今があるんですね。でも、当時はまだ青山学院大学も今ほど強いというわけではなかったと思います。
神野:僕が入学した頃は駅伝のシードが取れるか取れないかくらいでした。それから年々チームのレベルが上がって今がある感じでしょうか。
——その強くなっていく様子を西村さんは見ていたんですよね?