【ピープロテイン】えんどう豆由来の植物性タンパク質！効果と飲み方、飲むタイミング

プロテインといえばホエイ、カゼイン、ソイ。近年ではエッグやヘンプなどさまざまな種類も増えてきました。その中でも今回はえんどう豆プロテインと呼ばれる「ピープロテイン」にフォーカス。どんな効果やメリットがあるのか探っていきます。

ピープロテインとは

ピープロテインは、黄えんどう豆から精製したプロテインです。

プロテインには動物性のものと植物性のものがありますが、ピープロテインは植物性のプロテイン（ヴィーガンプロテイン）です。

何がいい？ピープロテインに期待できる効果とメリット

ピープロテインは、植物性タンパク質のみを摂取できるという利点があります。

食事でタンパク質を摂取すると脂肪や糖質を一緒に摂ってしまいますが、プロテインを活用することでタンパク質だけを効率よく摂取でき、ダイエットや身体づくりをサポートしてくれます。

また、エンドウ豆はGI値も低いため、消化吸収が緩やかで空腹感を覚えにくくなるという点も、ダイエットに向いています。

ホエイやソイじゃダメなの？ピープロテインを選んで飲むメリット

プロテインはタンパク質である以上、アレルギーの可能性があります。ピープロテインは、素材がえんどう豆であり、えんどう豆はアレルギーを起こさないと思われているため、アレルギーの可能性は低いと言われています。

そのため、他のプロテインでアレルギーが出て飲めなかった方も、ピープロテインなら飲める可能性があります。

ホエイプロテインを飲むとお腹が痛くなる乳糖不耐症が起こる可能性もありません。

ピープロテインのデメリット

ピープロテインは必須アミノ酸であるメチオニンが不足しているため、アミノ酸スコア（アミノ酸がバランスよく含まれているかどうか）はやや低めです。

そのため、魚や肉などで補うとさらに良いとも言われています。

編集部のコメント
アミノ酸スコアが高い食品は「質のよいたんぱく質」を含んでいると言われています。アミノ酸スコアが低いと、たんぱく質利用効率は下がってしまいます。

筋肥大したい人にもオススメだが、値段が高め

ピープロテインは成長ホルモンの分泌を促し、筋肉増強作用のあるアルギニンを含むため、筋肥大には決して不向きなわけではなく、むしろ向いています。

しかし、筋肥大目的の人の場合、動物性のホエイプロテインか、BCAA、EAAなどのアミノ酸を摂ることが多く、ピープロテインが高価なこともあり、あまり浸透していません。

痩せる目的にピープロテインはおすすめ

ダイエット中は食物摂取を控えますので、当然タンパク質も摂取量が減ることになります。しかし、ダイエット中だからこそ、血や筋肉のもととなるタンパク質は必要になります。

従って、ダイエット中のピープロテインの摂取は理にかなっています。

ソイプロテインとピープロテイン、何が違う？

ソイプロテインはアミノ酸スコア100という特長があります。また、ソイプロテインには、女性ホルモンの代替として注目されるイソフラボンが含まれています。

編集部のコメント
国立がん研究センターの多目的コホート研究（JPHC研究）によると、大豆製品をよく食べる人では女性の乳がん、男性の限局性前立腺がんの発症リスクが減少するという報告がありました。大豆イソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンに似た作用を持つことが関係していると考えられています。イソフラボンはコレステロール値を下げることもわかっているので、血中脂質が気になる方にもおすすめとのことです。