ウェルネスフード
2024年10月3日
腸内環境を整えたい人がとるべき「秋の食材」とは?
最近、よく耳にする「腸内フローラ」。実は、腸内環境を整えると睡眠の質が良くなるなんて話もあるんです。今回は、そんな腸内フローラにスポットを当て、株式会社サイキンソーが発表した「秋の味覚分析レポート」をご紹介します。
秋の食材「きのこ類」と「果物類」が腸内環境に良い影響を与える
まず、腸内フローラの判定(腸内にいる菌のバランスをもとに、腸内環境を総合的に評価するもの)と、秋の食材に関する質問の結果を分析。
その結果、「きのこ類」と「果物類」が特に腸内環境に良い影響を与えることが分かりました。
「きのこ類」と聞くと、食物繊維が豊富なイメージがありますが、やはり食べる頻度が高いほど腸内環境が整うようです。
レポートによると、きのこ類をたくさん食べている人ほど腸内フローラの判定が良好な傾向が見られました。
でも、食べすぎは逆効果?
ただし、毎日2回以上「きのこ類」を食べる人では、腸内環境が逆に悪化しているという結果も出ています。
この傾向は「果物類」でも同じで、食べ過ぎはやっぱりNG。身体に良いものでも、ほどほどが大事ですね。
炭水化物は控えめが良い?
さらに、「きのこ類」の摂取頻度が高く、「炭水化物(白米、パン、麺など)」の摂取頻度が低い人では、腸内の酪酸産生菌(腸の炎症を抑えたり、免疫機能を調整したりする働きがある菌)の割合が高いこともわかりました。
今回の分析から、「きのこ類」と「果物類」を適度に摂っている人は、腸内環境が良好であることがわかりました。
炊き込みご飯が美味しい季節ですが、腸内環境を気にしている人は、炭水化物を少しだけ控えつつ、きのこや秋の果物を楽しんでみてはいかがでしょうか?
<Text:辻村>