
男性ホルモン“テストステロン”が減る?夏に起きやすい“意外なリスク”とは (1/2)
強い日差しを避けて、日焼け止めや日傘を使用して、できるだけ日陰や室内で過ごす。紫外線対策としては正しい行動ですが、「日差しを極端に避けること」が、男性ホルモンであるテストステロンの低下を招く可能性が指摘されています。
AGA(男性型脱毛症)治療などを行うDクリニック新宿院長である鈴木雄一郎先生が、紫外線と男性更年期の関連性、そして対策を解説しています。
「暑すぎるから外に出ない」が招く、男性ホルモンへの影響
環境省『紫外線環境保健マニュアル2020』によると、紫外線は皮膚がんのリスクを高め、しみ・しわなどの肌老化や白内障の発症リスクを増加させることが知られています。美容や健康を守るために、日焼け止めや日傘といった紫外線対策は欠かせません。
一方で、紫外線を浴びることで脳内にセロトニンが分泌され、リラックスやリフレッシュ効果が得られることがわかっています。さらに、体内でビタミンDの生成を助けるという重要な役割も担っています。
鈴木先生はこれについて、「過度な紫外線対策は男性更年期症状の悪化リスクを高める可能性がある」と話します。
男性更年期障害とは
男性更年期障害とは、男性ホルモン(テストステロン)の低下によって起こる症状で、代表的なものには以下が挙げられます。
- 疲労感
- やる気の低下
- 筋力の減少
- 性機能の低下
テストステロンは男性の活力や健康維持に欠かせないホルモンのひとつ。加齢に伴い低下しやすいものですが、生活習慣によっても分泌量が左右されることがわかっています。
紫外線はビタミンD生成に欠かせない要素。体内でつくられるビタミンDには、テストステロンの分泌をサポートする働きがあり、紫外線を避けすぎる生活では必要量のビタミンDを自発的に生成することが難しくなるといいます。
その結果、テストステロン低下を招き、男性更年期症状を悪化させる可能性があるというのです。
次:紫外線のダメージを減らしながら男性更年期対策を行う方法は?