
プランクチャレンジは効果なし?5分やるリスクと効果的な新・30日間メニューを専門家が解説 (1/3)
「プランクチャレンジ」とは、体幹トレーニング「プランク」を20秒からはじめて、30日間で5分まで延ばしていくというチャレンジプログラムのことです。
一時期SNSで流行しましたが、実は「長時間プランクが良いとは限らない」という指摘もあり、そのブームは徐々に落ち着いていきました。
プランクチャレンジは本当に効果的ではないのでしょうか?スポーツドクター・樋口 直彦先生に聞きました。
プランクチャレンジに効果はある?医師の回答
「プランクは体幹を鍛えるのに効果的ですが、5分などの長時間はおすすめしません。長時間続けると腰や肩に負担がかかりやすく、効果よりもリスクが高いと言えるからです。
ただし、30日間続けることで習慣化が身につく点は大きなメリットです。プランクの特長を活かしたメニューに調整すれば、1か月で身体に変化を感じることは可能でしょう」
改めて、既存の30日間プランクチャレンジの効果とリスク、おすすめできない理由を解説。そこから良い点を活かした、新・プランクチャレンジメニューを樋口先生監修のもと作りました。
30日やれば身体に変化を感じる「新・プランクチャレンジメニュー」、ぜひチャレンジしてみてください!
プランクチャレンジの効果とリスク
既存の30日間プランクチャレンジは体幹トレーニングを習慣化するためのプログラムです。効果を理解するとともに、長時間実施のリスクも知っておくことが大切です。
プランクチャレンジの概要
プランクチャレンジは、体幹トレーニングの基本である「プランク」を用いた30日間のプログラムです。初日は20秒から始め、毎日少しずつ時間を延ばしていき、最終的には5分を目指します。
シンプルなルールで達成感を得やすいため、SNSを中心に世界中で人気となりました。運動習慣がない人でも始めやすいことが特徴です。
プランクチャレンジの効果
体幹トレーニング「プランク」は、腹横筋や多裂筋など、体幹のインナーマッスルを強化できます。これにより姿勢が安定し、腰痛予防や運動パフォーマンス向上につながります。
また、腹筋全体をバランスよく刺激できるため、お腹周りの引き締め効果も期待できます。毎日取り組むことで、体の変化を感じやすい点もメリットです。
長時間プランクのリスク
一方で、プランクを1分以上続けるとフォームが崩れやすくなります。腰や肩に余計な負担がかかり、ケガの原因になることがあります。
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