チーズを食べ過ぎると、どんなデメリットがある?1日に食べていいチーズの量とは (1/3)
チーズは「カルシウムが豊富」「たんぱく質が摂れる」といった健康的なイメージもあり、積極的に食べている方も多いのではないでしょうか。
しかし、チーズは栄養価が高い反面、食べ過ぎると身体に思いがけない悪影響を及ぼす可能性があります。はたしてチーズを食べ過ぎたときに起こりうるデメリットとは。
食品の効果を研究する食品機能学研究に従事している、株式会社ユーザーライフサイエンス取締役会長 大貫 宏一郎先生監修のもとお届けします。
チーズの食べ過ぎで起こりやすいデメリット
チーズは栄養豊富な食品ですが、食べ過ぎると以下のような不調を引き起こすことがあります。
1. カロリーオーバーによる体重増加
チーズは栄養が凝縮されている分、カロリーも高めです。スライスチーズ1枚(約18g)でも約60kcal、6Pチーズ1個(約18g)も同程度のカロリーがあります。
カロリーが低めのチーズ
- カッテージチーズ(約100kcal/100g)
- リコッタチーズ(約160kcal/100g)
- モッツァレラチーズ(約250kcal/100g)
カロリーが高めのチーズ
- カマンベールチーズ(約310kcal/100g)
- クリームチーズ(約350kcal/100g)
- パルメザンチーズ(約470kcal/100g)
- チェダーチーズ(約420kcal/100g)
2. 塩分の摂りすぎによる血圧上昇・むくみ
チーズには意外と多くの塩分が含まれています。
日本人の1日の塩分摂取目標は男性7.5g未満、女性6.5g未満ですが、チーズを100g食べるだけで、目標量の3〜5割程度を摂取してしまう計算になります。
塩分の摂りすぎは、むくみや血圧上昇の原因となり、長期的には心臓病や脳卒中のリスクを高める可能性があります。
塩分が少なめのチーズ
- クリームチーズ(約0.7g/100g)
- モッツァレラチーズ(約0.2g/100g)
- カッテージチーズ(約1.0g/100g)
塩分が多めのチーズ
- カマンベールチーズ(約2.0g/100g)
- フェタチーズ(約3.0g/100g)
- ブルーチーズ(約3.8g/100g)
- パルメザンチーズ(約3.8g/100g)
3. 飽和脂肪酸の過剰摂取
チーズには脂質が多く含まれており、その大部分は飽和脂肪酸です。飽和脂肪酸は、摂りすぎるとLDL(悪玉)コレステロールを増加させ、動脈硬化のリスクを高めるとされています。
厚生労働省の基準では、飽和脂肪酸の摂取量は総エネルギーの7%以下が望ましいとされており、2,000kcal摂取する人であれば約15g以下が目安となります。
チェダーチーズ100gには約21g、クリームチーズには約23gの飽和脂肪酸が含まれています。チーズだけで上限に近づいてしまう可能性もありますね。
4. 消化不良・お腹の不調(乳糖不耐症)
チーズを食べた後にお腹がゴロゴロする、下痢をする、ガスがたまるなどの症状がある場合、乳糖不耐症の可能性があります。
チーズは牛乳に比べると乳糖の含有量は少ないものの、ゼロではありません。フレッシュタイプのチーズ(モッツァレラ、リコッタ、カッテージなど)には乳糖が比較的多く残っているため、症状が出やすい傾向があります。
5. 偏頭痛の誘発
チーズに含まれる「チラミン」という物質は、一部の人において偏頭痛を誘発することが知られています。チラミンは熟成過程で生成されるため、熟成期間の長いチーズ(パルメザン、チェダー、ブルーチーズなど)に多く含まれています。
すべての人に影響があるわけではありませんが、チーズを食べた後に頭痛が起きやすいという方は、フレッシュタイプのチーズに切り替えてみては。
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