トマトジュースを飲み続けると体はどう変わる?期待できる4つの効果
毎日の一杯のトマトジュース。トマトジュースには、抗酸化作用が期待されるリコピンをはじめ、カリウムやビタミン類などの栄養素が含まれています。続けることで、体にはどんな変化が期待できるのでしょうか。
管理栄養士・中村瑞樹さんの記事より一部抜粋してお届けします。
トマトジュースに期待できる効果やメリットとは
適切な量・方法で取り入れると、トマトジュースは健康や美容にさまざまなメリットをもたらします。
抗酸化作用による健康・エイジングケアのサポート
トマトジュースに含まれるリコピンは強い抗酸化作用があります。活性酸素による細胞へのダメージを抑えることで、老化や生活習慣病予防をサポートする働きが期待されています。
また、リコピンは生のトマトよりも、市販のトマトジュースなど加熱加工された状態の方が吸収率が高まります。
一方で、ビタミンCや食物繊維などは、生のトマトの方が多く含まれているため、両方をうまく取り入れることが理想的です。
美肌・美容をサポート
トマトジュースには、リコピンに加えてビタミンCやビタミンEも含まれています。これらは抗酸化ビタミンとして知られ、紫外線ダメージや肌の酸化ストレス対策に役立つ可能性があります。
ビタミンCはコラーゲンの生成にも関わるため、肌のハリや透明感を保つサポートにもつながります。

筋トレや運動の栄養補給をサポート
トマトジュースに含まれるクエン酸には、疲労感を軽減する働きが期待されており、運動後の回復ドリンクとして取り入れる方も増えています。また、カリウムも含まれているため、汗をかいた後の栄養補給にも役立ちます。
ただし、有機酸による胃腸への刺激を避けるため、空腹時に一気に飲むのではなく、間食時や食事と組み合わせながら取り入れるのがおすすめです。
血圧へ良い影響
トマトジュースと血圧の関係については、国内外でさまざまな研究が行われています。
食塩無添加のトマトジュースを継続的に飲んだ研究では、血圧がやや高めの方で、血圧の改善がみられたことが報告されています。また、同じ研究でLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の低下も確認されています。
このような結果の背景には、カリウムによる余分な塩分(ナトリウム)の排出作用や、リコピンによる抗酸化作用が関係していると考えられています。これらが血管への負担軽減につながる可能性があります。
ただし、こうした効果が報告されているのは、食塩無添加のトマトジュースを1日1本程度(約200ml)継続的に摂取した場合です。
反対に、食塩添加タイプを選んだり、1日に何杯も飲んだりすると、カリウムによるナトリウム排出作用よりも、塩分摂取量の増加による影響が大きくなる可能性があります。
血圧が気になる方は「食塩無添加」の表示を確認したうえで、適量を継続的に取り入れることを意識しましょう。
さらに自分の体質や目的に合った食事設計を知りたい方は、管理栄養士によるオンライン食事指導サービス「CHONPS」で、あなたに合った食事サポートを受けてみてください。
監修者プロフィール
中村瑞樹(管理栄養士)
大日本印刷グループにて社員食堂運営や従業員の健康管理事業、特定保健指導に従事。その後、クックパッドグループにて栄養食事指導および健康記事の企画に従事したのち、管理栄養士として独立。現在は「科学的知見と日々の暮らしをつなぎ、食と健康に関する迷いや不安を減らす情報発信を行う」をテーマに執筆・メディア出演・琉球料理の伝承活動を行う。
https://note.com/nuchigusui365
参考資料
・厚生労働省 健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~(e-ヘルスネット)「カリウム」
・厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)策定検討報告書」
・文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」食品成分データベース 野菜類/(トマト類)/加工品/トマトジュース/食塩無添加
・文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」食品成分データベース 野菜類/(トマト類)/加工品/トマトジュース/食塩添加
・Heidarzadeh-Esfahani N, et al. Dietary Intake in Relation to the Risk of Reflux Disease. PMC. 2021.
・Jones JS, et al. Severe hyperkalemia related to excessive tomato juice ingestion. J Urol. 2004.
<Edit:編集部>











