体脂肪を落とすなら「週3」でいい。初心者向け1週間メニュー
体脂肪を落としたいけれど、毎日運動するのはキツい…。
そんな人に向けて、海上自衛隊で10年間勤務し、現在はパーソナルトレーナーとして活躍する深澤 智也さんに、効率よく体脂肪を落とすための1週間トレーニングメニューを組んでもらいました。
ポイントは、毎日頑張るのではなく「Met-Con → HIIT → 有酸素運動」の3種類を週3回行うこと。
今回は月・木・土の週3回を想定し、自宅でできる具体的なメニューを紹介します。
<このページの内容>
体脂肪を落とすなら「週3」でOK!1週間メニュー
深澤さんに組んでもらったのは、次の1週間メニューです。
| 曜日 | メニュー | 狙い |
|---|---|---|
| 月曜 | Met-Con | 筋力アップ・代謝促進 |
| 木曜 | HIIT | 高強度運動でエネルギー消費 |
| 土曜 | 有酸素運動 | 脂肪燃焼・回復 |
残りの日は休養、または軽めのストレッチやウォーキングにあてます。
Met-ConやHIITなどの高強度トレーニングは、毎日行うと疲労が溜まりやすく、ケガのリスクも高まります。多くても週3〜4回を目安にしましょう。
月曜:Met-Conで筋力+代謝アップ
1日目は「Met-Con(メトコン)」です。
Met-Conとは「Metabolic Conditioning(メタボリックコンディショニング)」の略。軽めの重量や自重を使いながら複数の動作を組み合わせ、休憩を最小限にして行います。
まずは代謝を一気に引き上げ、脂肪燃焼の土台を作ります。
初心者向け|20回×30秒休憩×3セット
初心者向けのメニューですが、5種目を3セット行うため運動量は多めです。最初からすべてこなそうとせず、動きに慣れながら徐々に回数やセット数を増やしていきましょう。
1.ワイドジャンプスクワット 20回
<やり方>
1. 足は肩幅よりも少し大きく「ハの字」に開く
2. 足を開いたままジャンプする

3. 着地した時に、お尻を膝より下に落とす

4. この上下のジャンプを繰り返す
\動画で動きをチェック/
<30秒休憩>
2.膝つきプッシュアップ 20回
<やり方>
1.両手と膝を床につけて腕を伸ばし、プッシュアップの最初の姿勢になる(スタートポジション)

2.肩の真下の手をついた状態で、体を下げていく

3.限界まで下げた後は体を押し上げて、スタートポジションに戻る


\タップして動画を再生/
<30秒休憩>
3.ヒップリフト 20回
<やり方>
1.仰向けに寝転がったら膝を約90度にして立てる
2.お尻を浮かせて肩から腰までを一直線にする
3.この状態からお尻の上げ下げを行う
\タップして動画を再生/
<30秒休憩>
4.マウンテンクライマー 20回
<やり方>
1. うつ伏せで両手を床につき、腕立て伏せの姿勢になる
2. 片足の膝を胸に引き付けるように曲げ、前方に足をつく
3. 蹴るようにして、左右の足の位置を入れ替える

\タップして動画を再生/
<30秒休憩>
5.バーピー 20回
<やり方>
1. 足を拳1個分開ける

2. しゃがみ込み両手を地面につける

3. 両足を後ろに伸ばす

4. 両足をしゃがみ込んだ元の位置に戻す

5. 膝を伸ばして高くジャンプする(その際に両手はバンザイ、手を合わせる)

\動画で動きをチェック/
1~5を繰り返す×全3セット。
木曜:2分HIITで一気に追い込む
木曜はHIIT。短時間で心拍数を一気に高めます。
基本は「筋トレ → 有酸素運動 → 休憩」を時間を決めて繰り返すシンプルな流れです。
2分HIITメニュー
腕立て伏せ(20秒)

<休憩10秒>
バーピー(20秒)
1.足を少し開き、しゃがみ込んで両手を地面につける
2.両足を後ろに伸ばし、すばやく戻すと同時に両手を上げてジャンプする


<休憩10秒>
スクワット(20秒)

<休憩10秒>
もも上げ(20秒)

\動画で動きをチェック/
土曜:有酸素運動で脂肪燃焼+回復
最後は、ランニングやウォーキングなどの有酸素運動です。
会話できる程度の強度で行い、燃焼の仕上げと回復につなげます。
目安は20〜30分程度。速さを求めすぎず、安定したフォームで無理なく続けましょう。
家で行うなら、次のような運動でもOKです。
超かんたん足踏みエクササイズ(8分)
\タップして動画を再生/
ちょい腹筋と室内散歩(8分)
\タップして動画を再生/
なぜ「Met-Con → HIIT → 有酸素運動」なのか
「効率よく体脂肪を落とすためには、ただカロリーを消費するのではなく、効率よく代謝を回すことが大切」だと深澤さんは言います。
ポイントとなるのが、糖と脂質の両方をエネルギー源として活用することと、運動後のエネルギー消費です。
糖と脂質を使い、燃焼効率を上げる

人の身体は「糖(グリコーゲン)」と「脂質(脂肪酸)」の両方を燃焼させてエネルギーを得ています。
筋肉を高強度で大きく使って「糖代謝」を促し、さらに心拍数を上げて動きを続けることで「脂質代謝」も働き始めます。
「強度」と「持続」を両立させるトレーニングを行うことで、糖と脂質の両方をエネルギー源として活用し、効率よく脂肪燃焼を進めていきます。
運動後もエネルギーを消費する「アフターバーン効果」
強度の高いトレーニングを行うと、運動を終えたあとも代謝が高い状態がしばらく続きます。
これが「アフターバーン効果(EPOC:運動後過剰酸素消費量)」です。
アフターバーン効果は筋トレ全般でも起こりますが、特に強度の高いMet-ConやHIITで顕著です。
| 種目 | 特徴 |
|---|---|
| Met-Con | 複数の動作を組み合わせて心拍数を上げ続け、筋力+心肺に強い負荷をかける |
| HIIT | 全力運動と休息を短時間で繰り返し、回復過程でもエネルギーを消費する |
アフターバーン効果は運動の強度や実施時間によって変わりますが、24時間〜長ければ72時間まで続くとされ、高強度の運動ほど長くなります。
Met-ConとHIIT、何が違う?
Met-ConとHIITは似ていますが、トレーニング方法に違いがあります。
Met-Conは、軽めの重量や自重を使って複数の動作を組み合わせ、休憩を最小限にして行うトレーニングです。
HIITが時間やインターバルを規則的に区切るのに対し、Met-Conは動きと休息がランダムで、より「追い込み」を重視します。
一方のHIITは「High-Intensity Interval Training(高強度インターバルトレーニング)」の略。短い時間でも心拍数を大きく上げられるのが特徴です。
種目は腕立て伏せ、スクワット、バーピー、ランニングなど自由に組み合わせられるため、自宅でも取り入れられます。
体脂肪を落とすトレーニングQ&A
Met-ConとHIITはどちらが効果的?
どちらも脂肪燃焼に効果がありますが、目的によって使い分けるのが理想です。Met-Conは筋持久力を高めながら代謝を一気に上げるのに適しており、HIITは短時間で脂肪酸を分解して燃焼を加速させます。
今回の1週間メニューでは、この2つを組み合わせて取り入れています。
アフターバーン効果はどれくらい続く?
運動の強度や時間によって変わりますが、24時間〜長ければ72時間まで続くとされています。特にMet-ConやHIITのような高強度トレーニングでは、より長く代謝が高い状態を維持できます。
有酸素運動はどれくらいやればいい?
個人の体力にもよりますが、20〜30分程度が目安です。長時間の有酸素運動は疲労が残りやすいため、仕上げと回復を兼ねて無理のない範囲で行いましょう。
毎日やったほうが早く体脂肪が落ちる?
高強度のトレーニングを毎日行うと、疲労が溜まりやすく、ケガやオーバートレーニングのリスクも高まります。週3〜4回を目安に実施し、十分な休養日を取り入れましょう。
食事制限も必要?
トレーニング効果を最大化するためには、食事管理も欠かせません。タンパク質をしっかり摂り、エネルギー不足を防ぐことで、筋肉の分解を抑えながら脂肪を減らすことにつながります。
監修者プロフィール
パーソナルトレーナー
深澤 智也(フカサワ トモヤ)
■経歴
2010〜2020年 海上自衛隊
2020年 2ndPASS(パーソナルトレーナースクール)卒業
2021〜2022年 仙台市キックボクシングジム所属(ボディメイクトレーナー)
2022年〜現在 パーソナルトレーニングジム 9INE-GYM設立
2026年〜ベストオブミス宮城公認講師
■保有資格
NESTA-PFT(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)
NESTA-FAS(ファンクショナルアナトミースペシャリスト)
CBMS(認定ファンクショナルボディメイクスペシャリスト)
KUBIRE ARTIST
普通救命講習終了
<Edit:MELOS編集部>






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