
フィットネス
2024年5月7日
タバタ式トレーニングとは。効果とやり方、メニュー、HIITとの違い (1/3)
現在、アメリカでもっとも有名な日本人の名前は誰でしょうか。
野球好きの人なら誰でも「イチロー」や「ショーヘイ・オオタニ」(大谷翔平)を知っていますし、アニメ好きの人には「ハヤオ・ミヤザキ」(宮崎駿)、文学好きの人には「ハルキ・ムラカミ」(村上春樹)も有名です。
そうした人々と同じくらい、もしかしたらそれ以上に、フィットネス関係者には「タバタ」という名前が知られています。
タバタとは、立命館教授の田畑泉氏のこと。氏が科学的に証明したトレーニング方法は「タバタ・プロトコル(タバタ式トレーニング、タバタトレーニング)」と呼ばれ、どのジムに行ってもそれだけで通じてしまうほど浸透しています。
タバタトレーニングとは
タバタトレーニングは、20秒間の強度の高い運動と、10秒間の休息、あるいは負荷の軽い運動を1ラウンドとして、それを8ラウンド繰り返すというもの。
要するに、合計所要時間が3分50秒のインターバル・トレーニングです。
立命館大学スポーツ健康科学部・スポーツ健康科学研究科学部長の田畑泉(タバタ・イズミ)氏が考案しました。
タバタトレーニングのおもな効果とは
田畑教授による研究の結果、このプロトコルで「心肺能力」が飛躍的に向上することが証明されました。
しかも、有酸素運動エネルギー(長距離走など)と無酸素運動エネルギー(短・中距離走など)の両方に効果があることもわかっています。
ダイエット効果はある?
確かに脂肪燃焼効率は高いのですが、運動そのものの時間は短いので、消費されるカロリーはそれほど大きいわけではありません。
ただし、タバタで心肺持久力を高めることによってジョギングなどの有酸素運動をより長く行えるようになり、結果ダイエットにつながることはあるかもしれません。