Good Tears・高橋真由「ハードなトレーニングをしてきたからアイドル活動も頑張れます」(後編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#20 (1/3)
スポーツにガチで打ち込んだ経験を持つアイドルに、その思い出や競技の魅力について語ってもらうインタビュー連載「アイドルと、スポーツと、青春と。」。
今回お話を聞いたのは、オーディションバラエティ番組「ラストアイドル」(テレビ朝日系)から誕生したユニット・Good Tearsの高橋真由さんです。166センチの長身を活かしたダイナミックなパフォーマンスをステージ上で披露する彼女。その高い身体能力は、6年間のボクシングと3年間の陸上での経験で培ったものだとか。
後編では、ボクシングと並行して中学から始めた陸上部での経験や、今後の目標について語ってもらいました。
楽な部活を選んだつもりが、全国レベルの練習が待っていた
――中学からは陸上も始めたそうですね。
中学では部活動に入らなきゃいけなかったんですけどボクシングを優先にしたかったので、楽な部活を探していたんです。そしたら、友だちから「陸上部はわりと楽だよ」って。それで入部したら、その年から全国レベルの陸上部で監督をしてた先生に変わってしまったんです(笑)。結局、休みは水曜日の放課後と日曜日だけ。それ以外は毎日、朝と放課後に練習がありました。おかげで、ジムの練習にいけないくらい毎日ヘトヘトに疲れていましたね。
――では、いったんボクシングは中断したんですか?
いえ、それでも週に2回はジムに通ってました。テスト期間も勉強しないでボクシングばかりしてましたね(笑)。
――陸上部ではどの種目を選んだんですか?
もともと持久走が得意だったので、長距離走を選びました。1年生のときには地区大会で4位になって、先生から「中3までに全国に連れて行く」と言われて、その期待に応えたいと思って練習もすごい頑張ってたんですよ。1年生のときには1000メートルを3分15秒、中2の春には800メートルを2分20秒と、順調にタイムを縮めていたんですけど、その直後にケガをしてしまって……。近所に有名な整体があって毎日通っていたんですけど、大会には間に合わず。体力も落ちて1000メートルのタイムも1分以上遅くなってしまい、そこで気持ちが折れちゃいました。
――では、その後大会には出場しなかったんですか?
はい。ダメな自分を見せたくないし、ひとりでみじめな思いをしたくなくって、最後の大会も仮病を使って出場しなかったです。
――芸能活動に挑戦したのは、ケガをしていた期間ですね。
はい。もともと目立つのは好きだったので、芸能界にも興味があったんです。しかも、友だちがある芸能事務所のオーディションに受かったという話を聞いて、私自身もなんだかその世界に近づいた気がして。ちょうどケガで陸上の練習もできないから、その芸能事務所が関係しているオーディションにノリで受けてみたんです。そしたら準グランプリを獲得できて。