「筋肉痛はプレゼント」。トレーニングは頭をリセットさせてくれる。青木源太さんの“筋トレ・マイルール” #2 (1/3)
日々の生活に筋トレを取り入れることで充実したトレーニングライフを送っている著名人に、筋トレの魅力を訊く企画。自身の経験を振り返っていただき、筋トレが今の自分にどう影響しているかを伺います。
元日本テレビアナウンサーで、現在フリーアナウンサーとして活躍している青木源太さん。かねてからトレーニング(筋トレ)好きを公言している青木さんに、どういったトレーニングをやっているか、苦労話や筋トレにハマった瞬間、続けるコツなどを聞きました。
《本インタビュー特集は全3回》
・【第1回】ダラダラやらない、食事は周りに影響を与えるほどこだわらない。青木源太さんの“筋トレ・マイルール” #1
・【第3回】「筋トレは人生の趣味」。出会って、人生が変わった。青木源太さんの“筋トレ・マイルール” #3
やればやっただけ結果がちゃんと出る、筋トレは嘘をつかない
―― トレーニングの習慣がつくまでやはり苦労されましたか?
大変でしたね。まず自分に合うプロテイン見つけるのに時間がかかりまして。体を大きくするために飲んだプロテインでお腹を下してしまって3kg痩せました。合うプロテインって大事ですよね。
トレーニングの後は、(粉ではなく)ドリンクタイプのものを飲んでいます。朝食の時と寝る前に飲むのはソイプロテインです。今はプロテインの種類が増えましたよね。僕がトレーニングを始めたここ2年で、味の種類とかものすごく出ましたよね。
(▲写真:本人提供)
―― コンビニで普通に手に入りますよね。
そうですね。トレーニングをしていない妻も、そういったプロテインは「おいしい」と言っています。やっぱりタンパク質ってそもそも足りないものだから、妻の分も作って一緒に飲んだりしています。
朝と寝る前飲んでいるプロテインは、タンパク質含有量だと少ないんです。なので、頭の中でずっと計算していますよ。僕は今取材を受けている昼過ぎでは、今の時点でタンパク質はまだ40gぐらいですかね。今日はなかなか摂れていないので。あ、でもゆで卵を先ほど2個食べましたね。なので、60gぐらいですかね。という感じで、常に計算しています。脳の中にタンパク質の摂取量がずっと表示されている感じです。
「筋肉痛はプレゼント」、スーツが似合うようになりました
―― 筋トレにハマったなと思う瞬間というのはありますか?
トレーニングした後に、疲れじゃなく気持ちよさが残るようになった時ですかね。言い方を変えれば疲れに行っているわけじゃないですか。普通疲れることはやりたくないのですが、トレーニングは終わった後は、すごく気持ちがいいんですよね。その感覚はトレーニングを本格的にやってみないとわからないですよね。
「モテるためにやってるんでしょ?」みたいな人がいますが、そんなことを言う人は、トレーニングを本格的にやったことがない人だと思っています。トレーニング後の気持ちよさって、やった人にしかわからないものがあると思うので。
―― トレーニングが気持ちいいとなるまでに、どれくらいかかりましたか?
3か月かかりました。始めて一か月くらいは毎日筋肉痛でした。今でも忘れないのですが、ダウンジャケットを脱いだり着たりができなかったですよ。痛すぎて。周りの人に手伝ってもらっていました。同期の桝(太一)アナと旅行に行った時も、着替えとかほとんど手伝ってもらいましたね。「お前もう筋トレなんてやめちまえ!」って言われました(笑)。いちいち脱がせてもらったりとか、着せてもらったりとか。流氷を見にいって気温マイナス15度の世界で脱ぎ着しましたが、すぐ着ないと寒くて凍えちゃうから「急げ急げ」とか言いながらすごく面倒くさがられましたよ(笑)。「こんなんだったら筋トレするな!」って。
筋肉痛も最初、痛いなと思っていたのですが、筋肉痛があれば、筋繊維が破壊されて新たな大きい筋肉ができるのが分かると、筋肉痛を欲してくるじゃないですか。不思議ですよね。最初は嫌だった筋肉痛も、いつの間にか「筋肉痛はプレゼント」みたいになりますし。あとはスーツが似合うようになりました。