2019年6月15日

ランニング時の肌を日焼けから守る。すぐ実践できる紫外線対策 (2/3)

汗で流れてしまわないようにウォータープルーフタイプのものを選ぶ

 走っていると大量の汗をかきます。すると、日焼け止めはどうしても落ちやすくなってしまいます。こまめに塗り直せる状況なら良いですが、ランニング時はそうではない場合がほとんどかと思います。そのため、なるべく汗や水に強い「ウォータープルーフタイプ」を選びましょう。

 日焼け止めはたっぷり塗布してしっかり肌に留まっていないと、十分に効力を発揮できません。汗をかいた状態は非常に日焼け止めが流れ落ちやすくなりますので、ちょっとやそっとでは落ちないくらい、しっかり肌に密着してくれるものを選んでください。 

 ただしその場合、洗い流す際にはボディーソープだけで落ちないことがあるでしょう。その際はクレンジングを使用することをお勧めします。

なるべくなら「紫外線散乱剤」を使用しているものを選ぶ

 紫外線防止効果を担っている成分には、大きく分けて「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」というものがあります。この2つについて、違いを覚えておきましょう。

 まず紫外線吸収剤とは、その名の通り紫外線を吸収してくれる成分です。紫外線を受けると科学反応を起こし、その紫外線を吸収します。使用感が軽くて着け心地の良いものが多いですが、一定以上の紫外線を吸収してしまうと、いくら肌に乗っていても効果がなくなってしまいます。

 これに対して紫外線散乱剤とは、紫外線を物理的に反射してくれる成分。肌に届いた紫外線を盾のようにはじいてくれます。こちらは肌の上に乗っている限り、紫外線を反射し続けてくれます。 

 そのため、物理的に肌へしっかり留まっていれば効果を発揮してくれる紫外線散乱剤の方が、長時間走るときには安心です。具体的には表記として分かりやすい、「ノンケミカル」「紫外線吸収剤フリー」などと書いてあるものを選ぶとよいでしょう。

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