リンスは長く置いても意味なし!つけ置き時間は「すぐ流す」が正解 (2/2)
リンス、コンディショナー、トリートメント…何が違う? それぞれの役割とは
佐々木さん:では、リンスとコンディショナー、トリートメントは、それぞれどのような役割があるのでしょうか。
リンス
リンスは、髪表面のキューティクルをコーティングし、髪のツヤを出し、指通りをよくする働きがあります。
コンディショナー
実は、リンスとコンディショナーは、明確な定義の違いがありません。
リンスとコンディショナーは同じものだという説や、リンスとトリートメントの中間にあたるのがコンディショナーだという説があります。実際に、各メーカーによって、使い方も少しずつ違います。
つけ置き時間が必要なものも、必要のないものも混在しています。自分の使っている商品のパッケージをよく読んで確認しましょう。
トリートメント
トリートメントは、髪の内部に浸透することで、必要な油分と水分を補う働きがあります。そのため、トリートメントは、少し時間を置くとより効果的です。
リンス(コンディショナー)の正しい使い方
佐々木さん:リンスを使う上で、注意しておきたいポイントが3つあります。
1、シャンプーが残っていないか?
リンスは髪表面をコーティングする働きがあります。シャンプーの成分が髪に残っていると、リンスの効果は半減するとともに、地肌を傷める原因にもなります。
2、リンスは毛先からつけていき、地肌にはつけない
リンスの成分は、傷んだ毛先を滑らかにする働きがあるけれど、地肌には必要のないもの。むしろ、つけたままだと、頭皮のベタつきや痒み、抜け毛などのトラブルにつながることも。
なるべく地肌につかないよう、毛先を中心に、もみ込むようになじませましょう。
3、流す時は、地肌にシャワーを当てる
シャワーを頭の上からかけたり、髪をかきわけたりして流して、地肌にリンスの油分が残らないように気を付けましょう。余分な油分が残っていると、髪にも頭皮にもトラブルの原因になります。
ヌルヌルした手触りがなくなるまで、しっかり洗い流すことが大切です。
毎日使うヘアケア商品、この先も使うことを考えると、いま知っておけて本当に良かった……。
正しいリンス(コンディショナー)の扱い方をマスターして、毎日快適で心地よい髪の毛に整えていきたいです。
監修者プロフィール
佐々木純一
DAMIA by U-REALM 代表
美容師・スタイリスト
<Edit:編集部>