
会社に行きたくない朝、どうする?行く・行かない、両パターンの対処法を考えてみた (3/3)
監修者が考える、問答無用で「休んだ方がいいサイン」とは
とはいえ、疲れすぎていると、休むか行くか判断が難しいこともありますよね。そこで、監修の川谷さんが考える、休んだ方がいいサインをお伝えします。
身体的なサイン
- 熱がある(37.5度以上、または平熱より明らかに高い)
- 強い頭痛、腹痛、吐き気、下痢などで立ち歩くことが困難
- 咳や喉の痛みが激しく、感染症の疑いがある
「いつも通りに働けずに迷惑をかける」「他人にうつす可能性がある」場合は休んだ方が良いでしょう。
精神的(心理的)なサイン
- 会社に行くことを考えると涙が出る
- 「消えたい」「死にたい」など強いマイナス感情が襲う
- 感情が「無」
「気合いなどではどうにもならない」「危険な思考が浮かぶ」場合は、迷わずに休みましょう。
その他のサイン
- 家庭の事情(介護、子どもの看病、離婚など)で集中できない
- 過労状態(1週間ほぼ休んでいない、睡眠時間が3〜5時間以下の日が続いている)
「このまま続けたら倒れる」と感じたら、まずは職場の方に相談し、休みましょう。
しかしそれでもなかなか休むかどうかの決断に悩む場合は、「仲の良い友人が同じ状態だったら、何と言うか?」と自分に聞いてみてください。
もし「休んだ方がいいよ」と言うのであれば、それを自分に言ってあげましょう。逆に「そんなことで休んだらダメだよ」と言うのであれば、それも自分に言ってあげましょう。
このように客観的に自分の状態を見ることで、休むかどうかの判断をすることがおすすめです。
監修者プロフィール
株式会社脳レボ代表
川谷潤太(かわたに じゅんた)
兵庫県の大手学習塾において、当時最年少で校⻑に就任後、1教室で1,000名以上の生徒が通う学習塾に発展させ、講師研修や入試特番テレビのコメンテーターなども務める。
その後、岡山県の創志学園高校へ赴任し、学校改革とスポーツメンタル指導を担当。史上最速、創設1年、全員1年生で甲子園に出場した硬式野球部では3季連続甲子園出場を果たし、6名のプロ野球選手が誕生。ソフトボール部では3季連続日本一、柔道部では日本一や世界一の選手も輩出した。
2019年に株式会社 脳レボを創設し、オリンピック選手やプロ野球選手など、アスリートやスポーツチームへのメンタル指導、子ども‧保護者‧教員向けの教育講演、企業の人材育成マネジメントや研修などを手がけ、講演回数は8年間で1,500回以上、受講者は12万名を突破。脳科学や大脳生理学、バイオフィードバック工学をベースとした、具体的かつ実践的な手法により、多くの方の願望目標達成をサポートしている。
株式会社脳レボ
https://nourevo.co.jp/
<Edit:編集部>