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メジャーリーグのパイオニア・野茂英雄のすごさと、メジャーリーガーの目指し方【スポーツ雑学百科】

 知って得するスポーツトリビアを厳選してお届けする「スポーツ雑学百科」。今回はメジャーリーグにまつわる2ネタを紹介していきます。

メジャーリーグのパイオニア、野茂英雄はこんなにスゴイ

 メジャーリーグは、野球選手が憧れてやまない存在のひとつ。日本でもプロで活躍した選手がメジャーへ挑戦し、活躍する流れができています。かつては日本人選手がメジャーに挑戦するのはとても難しいこととされていました。そんな中、日本球界を飛び出し、果敢にメジャーリーグへ挑戦、トルネード投法で全米を沸かせたのが野茂英雄選手でした。

 野茂選手は、1990年の近鉄入団一年目から大活躍します。独特な投球フォームから伸びのある力強いストレートや落差のあるフォークボールを繰り出し、ルーキーイヤーに獲得したタイトルは、「最多勝利・最優秀防御率・最高勝率・最多奪三振」の投手四冠を達成。さらに「沢村賞・MVP・新人王」と計7つも獲得。さらに「ベストナイン」にも選ばれ、国内タイトルのほとんどを獲得したのです。

 そんな野茂投手が電撃的に近鉄を辞めて海を渡ったのは、入団からわずか5年後となる1995年。代理人を介し、ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結ぶと、同年にみごとメジャー昇格。村上雅則選手以来31年振りとなる、日本人で2人目のメジャーリーガーとなったのです。そして以降、野茂選手は破竹の快進撃を見せます。

 メジャー初シーズンで新人王を獲得すると、翌年には野球人生初となるノーヒット・ノーランを達成。またたくまに日本と米国で野茂フィーバーが起きました。以降、移籍を繰り返しながらも活躍し続け、2001年には2度目となるノーヒット・ノーランを達成しています。

 アメリカン、ナショナル両リーグでノーヒッターとなったのは、メジャー史上4人目となる快挙で、野茂選手はメジャーの歴史に名を残す選手となったのです。野茂選手の活躍は、多くのアメリカ人野球ファンの記憶に残り、今でも語り継がれています。また、多くの日本人選手がメジャーへ挑戦する道を作ったのも野茂選手の活躍があってこそといえるでしょう。

どうしたらメジャーリーガーになれるの?

 野茂選手が作ったとされるメジャーへの道ですが、今は当時よりも制度が整備され、挑戦しやすい流れになりました。ダルビッシュ有投手、田中将大投手、イチロー選手、岩隈久志投手、前田健太投手、青木宣親選手、上原浩治投手などは、日本のプロ野球で活躍し、確固たる地位を築いてからメジャーへ渡った方たちですが、中には田澤純一投手のように、日本のプロ野球に入らず、直接メジャーリーグに挑戦したケースもあります。今、メジャーに挑戦するにはどういった方法があるのでしょうか?

海外FA権を取得して、メジャー球団と交渉する

 オーソドックスなのは、海外FA(フリーエージェント)権を取得して、メジャー球団と交渉する方法です。海外FAとは、まず日本でプロになり、145日以上の1軍登録が9シーズンに到達することによって得られる交渉権のこと(「国内FA」は8シーズン)。もちろんメジャーではなく、国内の球団に移籍交渉することも可能です。

直接メジャーへ挑戦する

 いち早くメジャーへ渡りたいという場合は、マック鈴木投手(元シアトル・マリナーズ)のように、日本でプロにならず、直接メジャーへ挑戦する方法を取る方もいます。さらに最近では、FA権を持たない選手がメジャーに挑戦するために、ポスティング制度を使ってメジャー球団と交渉するケースも増えています。

 ポスティング制度とは、所属球団が2000万ドル(約22億円)を上限(2017年5月時点)にメジャーの球団へ譲渡金を提示し、契約が成立すればメジャーはその額を所属球団に支払うことで契約成立となる制度のことで、最近では日本ハムの大谷翔平選手が来期オフにポスティング制度を使ってメジャーに挑戦するのではないかといわれています。

 松井秀喜選手やイチロー選手を輩出した日本は、今やメジャーにとって大きな市場となりつつあります。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)やオリンピックなどの国際大会で活躍すれば、すぐさまメジャーのスカウトマンが視察に来日するのが常です。現在メジャーで活躍している選手たちはもちろんですが、今後もメジャーで大記録を残す様な日本人選手が一人でも多く出てくることを期待せずにはいられません。

《参考URL》
・Hideo Nomo Official Site
https://www.nomo-radiant.jp
・日本プロ野球選手会公式ホームページ

https://jpbpa.net

<Text:上野慎治郎(アート・サプライ)/Photo:Getty Images>

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