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2023年6月15日

メジャーリーグのパイオニア・野茂英雄のすごさと、メジャーリーガーの目指し方【スポーツ雑学百科】 (2/2)

海外FA権を取得して、メジャー球団と交渉する

オーソドックスなのは、海外FA(フリーエージェント)権を取得して、メジャー球団と交渉する方法です。海外FAとは、まず日本でプロになり、145日以上の1軍登録が9シーズンに到達することによって得られる交渉権のこと(「国内FA」は8シーズン)。もちろんメジャーではなく、国内の球団に移籍交渉することも可能です。

直接メジャーへ挑戦する

いち早くメジャーへ渡りたいという場合は、マック鈴木投手(元シアトル・マリナーズ)のように、日本でプロにならず、直接メジャーへ挑戦する方法を取る方もいます。さらに最近では、FA権を持たない選手がメジャーに挑戦するために、ポスティング制度を使ってメジャー球団と交渉するケースも増えています。

ポスティング制度とは、所属球団がメジャーの球団へ譲渡金を提示し、契約が成立すればメジャーはその額を所属球団に支払うことで契約成立となる制度のことで、最近では日本ハムのが来期オフにポスティング制度を使ってメジャーに挑戦するのではないかといわれています。

松井秀喜やイチロー、大谷翔平選手を輩出した日本は、今やメジャーにとって大きな市場となりつつあります。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)やオリンピックなどの国際大会で活躍すれば、すぐさまメジャーのスカウトマンが視察に来日するのが常です。

現在メジャーで活躍している選手たちはもちろんですが、今後もメジャーで大記録を残す様な日本人選手が一人でも多く出てくることを期待せずにはいられません。

こちらもおすすめ:WBC2023、日本は優勝できる?過去の大会の振り返りと2023の見どころ

《参考URL》
・Hideo Nomo Official Site
https://www.nomo-radiant.jp
・日本プロ野球選手会公式ホームページ
http://jpbpa.net

<Text:アート・サプライ>

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