インタビュー
フィットネス
2024年1月30日

『もう走れない』と思ったとき、どうする?プロランナー・松村幸栄選手から学ぶマラソンHOW TO (4/4)

「どんなときに足の裏に痛みが出るのかにもよりますが、足裏の部分負荷になっている可能性が考えられるので、お腹を使う、腕を振るうなど、足の裏ではないところをしっかり動かすことで走れるようにするのは、解決策のひとつです。しかし、松村選手が言うように、やらない、一旦しっかり休養して次のレースないし次の練習に備えるという判断をするのも大事だと思います」(和田さん)

(左)松村選手/(右)和田さん

──故障するとリカバリーが大変なので、出場を止めるという判断も大事なのですね。ちなみに大会後は、どんなリカバリー方法を実施していますか?

「今だと月1回、マラソンレースに出場し、1週間くらい休養期間を設けています。レース前まで食べたいものを我慢して、できるだけ生活リズムを崩さないようにしてきたので、レース後は1~2日ほどチートデイ(好きなものを食べていい日)にします。ご褒美期間を与えてリフレッシュしたあとは、次に向けての準備に入ります」(和田さん)

──チートデイではどのようなものを食べているのですか?

「ちょっといいところの焼肉食べ放題です。その焼肉屋さんの牛タン、すっごく美味しいんですよ。食べ放題にも含まれているのでガンガン食べます」(和田さん)

──店で食べた後、家でも引き続き好きなものを食べたりしますか?

「やりたいんですけれど、結構お腹を下しやすいので、お腹の状態を確認しつつ、焼肉の後に甘いものを食べたりもします」(和田さん)

ちなみにボディメイク中の甘いもの補給としては、バナナとデーツが激推しだそうで、かなり熱く語ってくれました。

松村選手おすすめのデーツ(なつめやしの実)。黒糖のような味がします

終始、ポジティブな雰囲気と明るい笑顔が印象的だった松村選手。今回聞いた知識を活用しつつ、よいランニングライフが送れそうです。ランナーの皆さん、くれぐれも給水は忘れずに!

<Text:編集部/photo:松村選手提供>

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