インタビュー
2017年5月19日

AKB48佐藤朱「テニスのない生活は想像できない」(後編)│新連載「アイドルと、スポーツと、青春と。#1」 (3/3)

テニスを通して世界が広がっている

——現在はテニス関連のイベントにも出演されるなど、競技の魅力を伝える仕事もされていますよね。

『スマッシュ!』という雑誌で連載をやらせていただいたり、親子テニス教室に出させていただいたり。あとは国際大会のエキシビジョンマッチに出させていただくこともありますね。ありがたいことに、お仕事を通していろんな方と知り合いになることも多くて。最近も女子プロの穂積絵莉さん、加藤未唯さんと仲良くさせていただいています。

——ほかにやってみたい仕事はありますか?

世界大会のリポーターはぜひやってみたいですね。あとは、テレビ番組でテニスの企画があるときに、アイドル界の代表として出てみたいっていう夢もあります。光栄にも、私がテニスをしている姿を見て「自分もやってみたい」と思ってくださる方もいるので、テニス関連の活動は積極的にやっていきたいですね。

——そのためには練習がかかせませんね。

そうですね。今でも週に2回は元プロの加藤季温さんのもとで練習するようにして、なんとか実力を落とさないように気をつけています。ジュニアの子に混ざってやってるんですけど、みんな熱意がすごいので自分もやる気になれていいんですよ。

——最後に、テニス未経験の人がテニスを楽しむコツを教えてください。

最近は錦織圭さんをはじめ、世界レベルで活躍している日本人選手も多いので、プロの試合を観るだけでも楽しいと思いますよ。トップ選手のサーブは時速200km以上出るのでとても迫力ありますから。

——他の球技だとなかなか見ない数字ですよね。野球でも150kmで早いって言われますし。

あとは、やっぱりレッスンやイベントに参加して実際にプレイしてみてほしいです。ラケットでボールを打って、ポイントが決まると爽快ですから。それにテニスは高齢になっても続けやすいスポーツなので、まだやったことがない方はもちろんですが、学生時代にやっていたけれど今はやめてしまったという方にもあらためてオススメしたいです。

——ご自身もずっと続けていきたいと思いますか?

はい。正直、テニスがない生活が想像できないですね。きっと、すごい変な感じになると思います。たとえば、コンサートのリハーサルでテニスの練習ができないときなんかは「ああ、テニスしたい…」って思うんですよ、禁断症状みたいに(笑)。テニスを通じて自分の世界が広がっているので、一生やめられないと思います。

[プロフィール]
佐藤朱(さとう・あかり)/AKB48チーム8
1996年11月9日生まれ、宮城県出身。2014年にAKB48へ加入。硬式テニスでインターハイ出場や、仙台国際ハーフマラソン大会を1時間55分40秒で完走するなど、スポーツが得意。その特技を活かして、テニスのクリニックや雑誌の連載など、多岐にわたる活躍を見せている
【公式サイト】http://toyota-team8.jp/

《出演情報》
・2017年5月20日(土)
〈TOYOTA presents AKB48チーム8 全国ツアー 〜47の素敵な街へ〜〉宮城県公演 仙台サンプラザホール
・毎月12日発売
テニス専門誌『スマッシュ』にて連載「中・高校生応援企画『頑張れ!部活テニス!』」

<Text:森祐介/Photo:今井裕治>

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