インタビュー
2018年1月26日

常に誰かと競い、マンガの登場人物よりも練習する。京都ハンナリーズ岡田優介『SLAM DUNK』【私のバイブル #3(前編)】 (1/3)

 超一流のアスリートも、小さい頃はマンガの主人公に憧れ、未来を夢見る少年少女でした。彼らはどのようなマンガに影響を受け、成長してきたのでしょうか。今回は公認会計士試験に合格するなど文武両道を地で行くプロバスケットボール選手・岡田優介選手(京都ハンナリーズ/B.LEAGUE)に、不朽の名作『SLAM DUNK』(スラムダンク)から学んだことを伺います!

兄の影響でサッカーからバスケへ転向

― 『SLAM DUNK』を初めて読んだのはいつでしょうか。

たぶん小学4年生とか、そのぐらいだったと思います。

― 小学5年生のときにバスケットボールを始められたそうですが。

それまではサッカーをやっていました、小2からずっと。でも小5ぐらいからサッカーの練習をサボってバスケをやっていたんですよね(笑)。そっちのほうがおもしろくなっちゃって。結局サッカーのほうは幽霊部員になってしまったので、バスケに専念したのが小5~6ぐらいでした。

― それは『SLAM DUNK』の影響で?

2つ年上の兄の影響もあるんですけど、『SLAM DUNK』が大きいと思いますね。兄はちょうど『SLAM DUNK』世代だったので、マンガの影響でバスケを始めたんです。それで兄弟2人でハマって、マンガのマネをするようになっていったというのが、バスケを始めたきっかけ。やり始めたらすごく楽しくて!

― ではお兄さんと一緒に『週刊少年ジャンプ』(集英社)を読まれていたのですね。

週刊誌で読んでいました。ぼくが小6のときに連載が終わったんです。山王工業戦の最後をジャンプで読んだのをよく覚えています。

スリーポイントが得意なキャラといえば

― 岡田選手はスリーポイントシュートやフリースローが得意で、ポジションはシューティングガード。となると一番好きなキャラクターは、やはり……。

一番はミッチー(三井寿)ですね。シューターとして好き。ミッチーのスリーポイントは、自分でもマネしていたというのがあるので。二番は流川(楓)。負けず嫌いな性格が好きでした。もちろんプレー的にも流川に憧れた部分はあります。あとは海南大附属の神(宗一郎)も好きですよ。影響を受けたというか。

― 見事にシューターが揃いました(笑)。神からはどういった影響を?

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