ヘルス&メンタル
2025年3月14日

「発達障害(ASD)の男性」からの好意…断るとき、どんな対応がベスト?ASD彼氏への付き合い方は? (2/4)

友達関係を続けたい場合の断り方

「恋愛感情はないけれど、人としては仲良くしたい」と思うこともありますよね。その場合は、恋愛の可能性をしっかり断った上で、友達としての関係を提案します。

恋愛と友情の境界線を明確にすることが重要です。

NG例
「ありがとう。今まで通り友達として仲良くしよう!」
→ 「嫌われていないみたいだし、時間が経てばOKになるかも?」と勘違いされる可能性あり

OK例
「私はあなたを恋愛対象として見られない。でも友達としては大事に思っているよ」
「私にはそういう気持ちはない。でも、友達としてならこれからも仲良くしたいと思ってる」
→ 「恋愛関係になることはない」と明言しつつ、友達関係を続ける意思を伝える

すでに恋人がいる場合の断り方

「恋人がいる」と言うと、一部のASD男性は「じゃあ恋人と別れたら可能性ある?」と考えることがあります。だからこそ、「恋人がいようがいなかろうが、あなたとは付き合えない」という部分を明確にするのが大切。

NG例
「彼氏がいるから無理なんだ、ごめんね」
→ 「じゃあ別れたらチャンスある?」と期待を持たせてしまう

OK例
「私には恋人がいるし、そもそもあなたと恋愛関係になることは考えられません」
「彼氏がいることとは関係なく、私はあなたとは付き合えないよ」
→ 「恋人がいる」だけでなく、「あなたとは付き合わない」ことを明言するのがポイント

SNSやLINEでしつこくされるときの対応

ASDの人は「距離感」をつかむのが苦手なことがあり、LINEやSNSでしつこくメッセージを送ってくることもあります。

ASDの人は「ソーシャルキュー(社会的合図)」を読み取るのが苦手なため、一般的なフェードアウト戦略は効果が低いとされており、明確に伝える事が必要です。

NG例
返信をだんだん遅くしてフェードアウト
→ 「待てば返信くる」「返事が来るから期待できる」と期待される

「うん」「そうだね」など一言だけで返す
→ 「返事が来るから期待できる」と勘違いをさせてしまう

返信時間をかなり遅くする
→ 「たまたま忙しいだけだろう」と期待される

OK例
「何度も伝えていますが、私はあなたと恋愛関係になるつもりはありません。これ以上連絡をもらっても返事はできません」
「申し訳ないけど、これ以上やりとりするつもりはないので、連絡をやめてほしい」
→ 明確な意思表示をし、これでも続くならブロックも検討する

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