インタビュー
2018年4月9日

第2の「バブリーダンス」登美丘高校を探せ! 高校ダンス部の青春が熱い (1/3)

 高校のダンス部といえば、「バブリーダンス」で一躍名前が知れた大阪府立登美丘高校が有名です。しかし、登美丘高校以外にも、全国の高校には無数のダンス部があり、日々、自分たちの作品を作り上げるための努力を重ねています。

 2018年3月27日から30日にかけて新人大会にあたる「第11回 日本高校ダンス部選手権 春の公式大会」が、全国を3ブロックに分けて開催されました(西日本大会=大阪開催、中日本大会=愛知開催、東日本大会=神奈川開催)。これは、ダンス部もしくはダンス同好会に所属する1年生のみが出場できる大会で、新しくダンス部に入った高校生たちが1年間の成果を発揮する新人戦になります。

 ちなみに、2017年8月に開催された全国大会にあたる「第10回 日本高校ダンス部選手権 夏の公式全国大会」では、登美丘高校が「バブリーダンス」を披露し、準優勝(「ビッグクラス」)に輝きました。

 今回は、3月30日に横浜文化体育館にて開催された東日本大会「ビッグクラス」の様子と、優勝した山村国際高校(埼玉)ダンス部をご紹介したいと思います。

Mステでも特集。休みの日は7時間練習をして優勝を掴む

 会場に到着すると、体育館前の広場やロビーで、衣装に着替えてメイクを終えたメンバーたちがミーティングをしている風景が目に入ります。カラフルなセーラー服から、大人っぽいドレス、なかにはゾンビ風のコスチュームに身を包んだチームまで多種多様な衣装です。

▲エメラルドグリーンとイエローのスカートが目を引く山村国際高校ダンス部

 熱戦が繰り広げられた結果、エメラルドグリーンとイエローのスカートが目を引く山村国際高校(埼玉)のダンス部が、一糸乱れぬチームワークで優勝を勝ち取りました(準優勝は東京都立狛江高校)。山村国際高校ダンス部は、2017年9月に東京ドームの巨人vs阪神戦でパフォーマンスを披露。さらに2018年1月には音楽番組「ミュージックステーション」でも特集されたので、「あの学校か!?」とピンとくる方もいるかもしれませんね。

 顧問の先生によると、山村国際高校ダンス部はもともと創作ダンスの部活からスタート。部員数が少ない時期もありましたが、現在は多くの部員が入部し、日々の練習に励んでいます。学校が休みの日は朝9時から夕方4時まで練習するほど。春休み、夏休み、冬休み中は休みが1日しかないということもあるそうです。

関西勢は強豪揃い

 表彰式後、山村国際高校ダンス部の1年生(取材当時)たちに話を聞いてみました。ダンス部の主な活動は、今回のような大会への出場、文化祭など学内での活動、地域での活動の3つ。NHK紅白歌合戦にも出演した登美丘高校の「バブリーダンス」はお茶の間にまで浸透していますが、山村国際高校ダンス部のメンバーたちも、学内、学外を問わず、「高校ダンス部」への注目が高まっていることを感じているそう。

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