フィットネス
2018年6月29日

1日でバク転ってできるの?│グラチアの「やっぱりスポーツが好き。」#2(前編) (2/3)

バランスボールを使って何をするの?

 そして次のレッスンは「しゃがみ方」。ここまで練習開始からわずか5分! メンバーも「え! もういいの?」という表情ですが、サクサク進んでいきます。

 「しゃがみ方」は「間違ったしゃがみ方だといくら練習していてもうまくなりません」というくらい大事なんだそう。しかし、仙田さんが取り出したのは普通のバランスボール。いったいどんな練習かといえば、両足を揃えて90度に膝を曲げて、壁と身体でバランスボールを挟み、そのまままっすぐ“上”に立ちあがるというもの。

 まるで空気椅子のような練習を不思議そうにこなすメンバーに仙田さんは「いまどれくらい体重を預けている?」と質問していきます。

「バランスボールに半分以上体重をかけることが大切。そのまま“上”に跳べばバク転する時には“後ろ”に跳べます。膝が前に出た状態でちゃんと預けられていないと、“上”に跳んでしまいます」(仙田さん)

 つまり、実際にバク転する際にはバランスボールがない分、身体が斜めに傾くため、そのまま上にジャンプすれば、“後ろ”に進めるということ。そう説明されてもメンバーはいまいちピンと来ていない様子。もちろんその理論は理解できているものの、実感できず。しかし、その意味は後々体感することに……。

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