プロテニスプレーヤー最高の名誉「ゴールデンスラム」とは?/いくつ知ってる!? テニス雑学まとめ〜【スポーツ雑学百科】 (1/2)
知って得するスポーツとリビアを厳選してお届けする「スポーツ雑学百科」。今回は「テニス」にまつわる2ネタを紹介していきます。
【第1話】プロテニスプレーヤー最高の名誉、ゴールデンスラムとは?
多くのプロテニスプレーヤーが「夢」と語る大きな目標といえば、4大大会制覇、つまり「グランドスラム」の達成でしょう。四大大会とは、全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン選手権、全米オープンのこと。グランドスラムを達成するというのは、四大大会すべてで優勝することを指します。
ちなみに、グランドスラムは大きく分けて2つあり、まず一年間に開催される4大大会すべてを制覇することを「年間グランドスラム」といい、選手生活の間に成し遂げることを「キャリアグランドスラム」といいます。どちらも実現させるのは至難の業で、シングル部門においてこれまで年間グランドスラムを達成したのは男子2名、女子名3名と非常にわずかです。
初めてグランドスラムを達成したのが1938年(ドン・バッジ選手)なので、約80年の間でわずか5名しかいないということになります。さらに年間グランドスラムより達成するのが難しいといわれているのが、「ゴールデンスラム」というタイトル。ゴールデンという言葉が冠されていることから想像に難くないと思いますが、4大大会制覇に加え、オリンピックで金メダルを取ることを指します。
グランドスラム同様、ゴールデンスラムにも「年間」と「キャリア」の2種類ありますが、いわずと知れてオリンピックは4年に一度の開催なので、どちらを達成するのも非常に難しいといえます。しかし、成し遂げた選手がいない訳ではありません。なんと、ドイツの名プレーヤー、シュテフィ・グラフ選手が1988年に年間ゴールデンスラムを達成しているのです。
グラフ選手以降、まだ年間ゴールデンスラムの達成者は出ていませんが、キャリアゴールデンスラムは全部で13名達成しています。ここでひとつ雑学ネタですが、その13名の中には、何とグラフ選手のご主人であるアンドレ・アガシ選手が入っています。つまり、夫婦でゴールデンスラムを達成しているという訳です。テニス界の頂点に立った選手同士が結婚しているなんて本当にすごいことですよね。
【第2話】いくつ知ってる!? テニス雑学まとめ
昨今では、日本を代表するテニスプレーヤー、錦織圭選手の活躍によって、ニュースなどでテニスの話を見聞きする機会が増えています。そこで以下では、知っているようで説明できないテニスに関する雑学ネタをいくつか紹介します。これさえ覚えれば、あなたも立派なテニス通!?