焼き鳥屋で焼酎を呑みたい!おすすめの飲み方とメニュー #カラダにうれしい”酒とツマミ”の選び方 (1/2)
酒を飲むことで起きる脱水、疲労回復の遅れ、体脂肪アップなどの症状を見ると、スポーツマンなら酒は控えた方がいいと考えるのは当然。でも、なかには「そんなこと知るか! スポーツを楽しみつつ酒も飲みたいんじゃ!」という方もいるのでは?
そんな飲兵衛なスポーツマン&スポーツウーマンが居酒屋でチョイスしたいメニューをご提案するこのコーナー。第2回は焼き鳥屋にて、焼酎に合わせたいつまみを紹介します。
今回のお店は新井薬師「鳥テル」
今回は、西武新宿線・新井薬師駅近くにある焼き鳥屋さん「鳥テル」さんにご協力いただきました。奄美大島出身のご兄弟が営まれている、アットホームな雰囲気が魅力的なお店です。なんと内装は自分たちの手で行ったそう。
おつまみメニューは正統派の焼き鳥屋さんといった様子で、数こそ多くないものの、どれもとっても美味しそう。いや〜、どれにするか迷うな〜。
「焼酎うま〜!」
つぼみ先生、今日もいい感じですね。さっそくですが、焼酎に合わせるつまみのポイントを教えてください。
焼酎にあわせるつまみは、胃にやさしいものがおすすめ
「焼酎はカロリー低いけれど、アルコール度数は高めです。胃へのダメージも少なからずあるので、そこを補えるつまみを選びたいですね」
▲店主おすすめの奄美大島の蔵元がつくった黒糖焼酎「まんこい」の水割りを頼みました。ウイスキーのような芳醇な香りがたまりません
一品目はなにがいいですか?
「すでに『もずくキムチ』を頼んでいますよ〜」
▲もずくのツルっとした食感とキムチのピリ辛味の組み合わせがGood
「もずくに含まれているヌメリ成分は胃の粘膜を守ってくれる役割があります。アルコール度数の高い焼酎を飲む前に、ぜひ食べておきたい食材ですね。また、発酵食品であるキムチに含まれている酵素がスポーツ後の体の疲れをとってくれますよ」
▲さっぱりとした味わいが蒸し暑くなるこれからの季節にぴったり
2品目は「キュウリとササミの梅肉和え」を頼みました。キュウリとササミに甘酸っぱい梅肉が絡んだ爽やかな一品です。
「スポーツをした後は心拍数が上がっているので、お酒を飲むと酔いがまわるのが早くなります。体を冷やす効果があるキュウリを食べて、体を落ち着かせておくとよいでしょう。また、梅が含むナイアシンという成分はアセトアルデヒドを分解してくれるので、二日酔い防止にもぴったり。本格的にお酒を飲み始める前に食べておきたいメニューですね」
▲左が砂肝(塩)、右がササミ(柚子こしょう)
串がやってまいりました。どちらもムチムチっとして美味しそう……!
「ササミは鶏胸肉に次いで高タンパク質で低カロリーなので、ダイエット中だったり、筋肉を育てたい方にはかかせない食材です。しかも、イミダペプチドという成分を含んでいて、疲労回復にとっても効果的なんです。さらに、焼き鳥の中ではナイアシンをいちばん含んでいるので、こちらも二日酔い防止に効果的です。砂肝はセレンというミネラルを含んでいて、老化防止に効果的ですよ。ところで、ここのササミめちゃくちゃおいしい……!」
▲ササミのおいしさを噛みしめるつぼみ先生
▲左からミニトマト、肉付きナンコツ