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2019年5月18日

箱根駅伝×いだてん。瀬古利彦・谷口浩美・原晋らが語る、箱根駅伝の魅力&『いだてん』への期待 (2/3)

『いだてん』は知らないことを教えてもらう絶好の機会(谷口浩美)

[プロフィール]
谷口浩美(たにぐち・ひろみ)
1960年4月5日生まれ、宮崎県南那珂郡南郷町(現日南市)出身。小林高校から、日本体育大学時代へ進学。2年生から3年連続で箱根駅伝に出場すると、すべてで6区の山下りを担当し、3年連続で区間1位(区間賞)をマーク。3年(第58回大会)と4年(第59回大会)は、当時の区間新記録だった。1991年の世界選手権東京大会の男子マラソンで見事に優勝(2時間14分57秒)。翌1992年のバルセロナオリンピック(男子マラソン)では、優勝候補と目されたものの、転倒により惜しくも8位入賞。レース後のインタビューでコメントした「途中で、こけちゃいました」が話題を呼んだ。現在は、宮崎大学 教育・学生支援センター特別教授を務める。

―― 箱根駅伝について。

朝早くのスタートで、寒さへの準備が大変でした。また、道路が凍っていないかなど、気象条件を気にしていました。3年次と4年次で区間新を連続で更新し、更新の内容が非常にマラソンに取り組むための財産となりました。

―― 「いだてん」の感想と、「箱根駅伝」を描く回への期待は?

トレーニングの方法も手探りの状態で、よく頑張れたと思う。その頑張りが、私達、現在の陸上界のスタートとなって入る事が非常に勉強になった。(ドラマで、第1回箱根駅伝の成り立ちが描かれることについては、)知らないことを教えてもらう絶好の機会だと捉えています。

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